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ポートランドの"パートナーシップ"という美学

ポートランドの特色として「コラボレーション」が街を形成する一つの大きな要因だと言うお話をしたことがあります。

例えば、とあるコーヒーショップが地ビール屋さんとコラボすることで面白い「コーヒービール」が生まれたりする。

一つのお店が抱えているファンと、もう一つのお店が抱えているファンとが重なり合うことで、新たな「コミュニティー」が形成されていく。

YouTuberが登録者数増やすための常套手段でもありますよね。

しかし、もちろんこれはこれで間違いではないんですが、「コラボレーション」という言葉に疑問を抱く人もいます。

それが、『Abbey Creek Winary (アビー・クリーク・ワイナリー)』のバトーニーさん。

オレゴン州初の黒人ワインメーカーとなった人です。

彼は言います、

「「コラボレーション」とは、やはり力関係が生まれてしまって、どちらかが資本力や影響力が大きいと、小さい相手を飲み込む形になってしまい、決して「ウィンウィン」の関係ばかりではないのではないか」、と。

たしかにねー。

バトーニーさんが「コラボレーション」の代わりに使う言葉は、「パートナーシップ」です。

日本語に直訳すると、「コラボレーション」も「パートナーシップ」も「協力」と、同じ意味合いになってしまうんですが、微妙にニュアンスが違うんです。

「パートナーシップ」は、お互い自分のお店の強みを生かし、かつ、譲らないところは譲らない、つまり、お互いが今既に持ってるものを、そのまま持ち寄り、それで新たなものを創っていきましょうという考え。

「俺は自分の好きな味のワインを作る。でも、今まであったようなかたっ苦しいワイナリーは作りたくない。やだろ、気楽にワイン飲みたいだけなのに、気の利いた一言言わなきゃいけないような雰囲気は?」

おっしゃる通りです。

「おおお、この味は、古代エジプトの女神が目の前に現れたようだ」とか、『神の雫』のような表現はできません笑

バトーニーさんは、自分の大好きなHIPHOPが常に流れる、今までありそうでなかった新たなワイナリーを生み出しました。

バトニーさんが大切にするのは、「俺に会いに来てくれよな」の精神。

直接会って話をして、自慢のワインを通じて、HIPHOPに身を任せて、好きなもので繋がる本当の「コミュニティー」作ってこうぜってことなんです。

ワイン作る人がいて、DJする人がいて、それを楽しむ人たちがいる。

お互いが既に持ってるものを持ち寄って、それをただぶつけ合う。

「パートナーシップ」に美学を見出すワインメーカー、バトーニーさん、ブレない生き様がまたかっこいいです。

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僕、小林拓一郎と行く、『LOVE IT, PORTLAND-OREGON』ツアー、この夏も開催決定です!

日時は7月14日から20日まで!

今年のテーマは、原点回帰!

今年のツアーは原点に戻って、ポートランドの街はもちろん、ポートランド近郊の自然をたっぷりと満喫します!

ポートランドでは、サンライズ見に行って、お買い物して、最新のカフェに行って、僕の友達のアメリカ人宅でBBQパーティーします!笑

ポートランドでも有名なBBQソース『Felton and Mary』を手がけるトリーがお友達なんですが、

「今度の夏、お前らのツアーで家に遊びに来いよ!俺の家のバックヤードでBBQパーティーやろうぜ!」

なんて声かけてくれまして(笑

本当にこのツアーは人に恵まれて支えられ、他では絶対体験できないことばかりなんです。

そして、フッドリバーの街で雄大なコロンビアリバーを眺めながら地ビールやワインを飲んで、オレゴンを象徴するマウントフッド周辺をトレッキング!

年に何度もポートランドに行く僕ですが、このツアーで行くポートランドが一番楽しい!

お申し込みは、名古屋栄の旅行会社、JSTまで!!

そして、事前説明会を開催いたします!

4月27日(木)、名古屋栄のJSTにて、19時スタート。

こちらの説明会はツアーの定員がいっぱいになり次第、受付を終了とさせて頂きますので、ご了承ください。

定員も残りわずかです、どうぞお急ぎください!

https://jstgroup.com/kobataku/

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