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小学生の頃、夏休みには必ずぬ〜べ〜を見ていた

小学生の頃、“夏休み子ども劇場"を観ていた。
それはどうやら関西限定のローカルなものらしいと、最近知る。

関西では夏休みの時期限定で、朝8時から子ども向けアニメが毎日放送される。
それが夏休み子ども劇場。

自分が見ていた頃は"キテレツ大百科"や"るろうに剣心" "金田一少年の事件簿"などが放送されていた。

夏休み子ども劇場が楽しみなあまり、早起きしてその日の分の宿題は終わらせ、
テレビの前で今か今かと時計を見ながら待っていた。

たまにスポーツの試合が長引いて始まるのが遅くなったり、放送されない日もあった。
そういう日は絶望しながら1日を過ごしたり…

そんな小学生時代の夏休み。

夏休み子ども劇場の中で特に好きだったアニメがある。
それは"地獄先生ぬ〜べ〜"

主人公は鬼の手を持つ小学校教師の鵺野鳴介。
通称"ぬ〜べ〜"
ぬ〜べ〜は悪い妖怪から生徒たちを守るため、鬼の手を使い妖怪と戦っていくという話。

ごくせんやGTOの熱血教師ものに妖怪要素が加わったような感じだ。
単純明快なストーリーで子どもでもわかりやすい。

妖怪が好きで、次の話ではどんな妖怪が出てくるのかなぁと胸を躍らせていた。

初恋もぬ~べ~だった。
ぬ~べ~に出てくる”玉藻京介”という妖狐の妖怪に恋をした。

玉藻の影響でその先の人生でも、銀髪ロン毛のキャラクターフェチになってしまった。
その影響でセフィロスが大好きだ。
そんな思い出の詰まったアニメでもあった。

以前までprime videoでぬ〜べ〜が全話観れていたので、夏になるとたまに見返していた。
けれどもいつの間にかレンタルしなければ全話観れなくなっていた。
全49話あるアニメをレンタルするのは、なかなか厳しい。

なんと嬉しいことに、ぬ〜べ〜が期間限定でYouTubeで全話配信されることになった。
もちろん公式。

毎週木・金曜日に1話ずつ配信されている。
現在は第20話が放送されたところだ。

第20話は子どもの頃から大好きだった、ぬ〜べ〜の過去の話。

ただ、期間限定配信なので、記事投稿時点では第1話〜第16話の配信期間が終わってしまった。

prime videoで一気見するのも楽しかった。
だけどこうやって毎週配信されるぬ〜べ〜を心待ちにする気持ちは、夏休み子ども劇場を思い出すようで懐かしい。

ぬ〜べ〜を見たことがない夫と一緒に毎週視聴していたところ、夫もハマったらしく
「今週のぬ〜べ〜、もう更新された?」と毎週聞いてくる。

小学生の頃の自分は、20年後まさか結婚して夫と一緒にまだぬ〜べ〜を見続けるなんて思ってもいなかっただろう。 

どうやら現在は夏休み子ども劇場は廃れてしまったためか、もう放送されていない。
サブスクでアニメが観れるようになって、需要がなくなってしまったようだ。

子供の頃に大切にしていたものが大人になってからも再び味わえるのはサブスクのおかげ。
だけど夏休み子ども劇場が消えてしまったのもまたサブスクの影響。

なんだか廃園になった遊園地を見たときのような、ノスタルジックな気分に浸る。

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