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英語無線について

サバゲや軍装を初めてすぐの頃、軍装イベントやサバゲでせっかくイギリス軍やアメリカ軍の格好でバッチリ揃っているのに無線は自衛隊や警察の形式で通信しているのを聞いてちょっと残念に思うことが多かった。
そして大学に入って本格的に現用英軍を集め始めて様々なイベントに参加し、そして今で言うミルシムに近いような内容のナビハイやオプカム、10kmハイクなどのイベントの運営などに少し関わるようになってからどうにかこの日本語無線を直せないかと色々試行錯誤しました。

英語への苦手意識

まずなぜこのような無線になってしまうのかについて原因を考えると当然日本語の方がコミュニケーションを取りやすいという点以外では、英語への強烈な苦手意識があった。英語で無線をしようと言っても、英語が喋れないから、今更英語を勉強するのは厳しいなどと渋い顔をする人が多かった。ただ友人とYoutube などに上がってる軍用無線の録音などを聞いたり、米軍のFM-101-5-2を読んでるうちに気づいたことがあった。まず、軍用無線には文法があまり関係ないということ、使う言葉がかなり限られているということ、そして通信の内容の部分を日本語で言っても前後の定型文のところが英語であれば十分それっぽい感じが出るということであった。

英、米軍の無線は基本的に
呼び出し(英軍の場合は初めにHELLOがつく)→通信内容→備考(あれば)→Over /Out
の流れで通信が行われます。
以下の例文を見てみましょう

Delta 1-2: Break-Break, Charlie, THIS IS Delta 1-2, contact near grid
                  EW 392 403, Over
Charlie: Delta 1-2, this is Charlie, solid copy on the contact, over.
Delta 1-2: No further remarks, out.  

この文をそれっぽい簡易英語無線に置き換えると

Delta 1-2: Break-Break, Charlie, THIS IS Delta 102, EW 392 403地点において接敵, Over
Charlie: Delta 1-2, THIS IS Charlie, 接敵了解, Over
Delta 1-2: 追加事項なし, Out

のような感じになります。これで一気に難易度が下がったのがわかると思います。

単語は50語程度でいい

このように前後の定型分だけ英語でやるとなると実際に覚えなければいけない単語は最低限のもので大体30語くらいでちょっと足を伸ばしても50語くらいで十分できるようになります

用語一覧例

ザックリと過去の例文や記憶から覚えた方がいい単語を列挙してみました。別項で優先順位や意味については詳しく書くつもりですが、パッと目を通すとそこまで難しい単語はないと思います。むしろミリタリーを趣味にしている人ならどこかでなんとなく聞いたことのある単語もあると思います。

まとめ

もちろんさらに本格的に完全に英語で無線をしたり、砲迫の火力支援や近接航空支援の要請とかもっと専門性の高いことをやろうと思うとこれでは全くもって足りませんが、分隊や小隊内での無線や定期連絡などはこれで十分だと思います。この基本が押さえられれば将来的には完全英語もできるかも?

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