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過去の記録は大きなヒント

「~で○○が出てるよ」なんて情報を集めて見に行く
それもひとつの方法かもしれませんが、過去の記録も大きなヒントになります
渡り鳥たちは繁殖、越冬、渡りの中継地に利用した場所へ次のシーズンも帰ってくる可能性が大きいと感じています
もちろん標識調査等で個体識別をしなければ確かなことは言えませんが、前のシーズンにうまくいった場所を次のシーズンも利用することは、生き残るための極めて合理的な方法のように思えます
また、同じ個体が来なくても過去に実績のある場所は、その種が利用するのに適した条件がそろっている可能性が高いと考えられます

そこで、おすすめです
他人の情報に振り回されるのではなく、過去の記録を調べて、同じ時期に同じ場所へ見に行ってみましょう
前のシーズンに来た個体が再びやってくる可能性は大いにあります
また、かなり前の記録であっても、記録がある場所はその種にとって適地である可能性が高いです
また、同じ時期に同じような環境の他の場所で探してみましょう
マイフィールドの中に意外なホットスポットが隠れているかもしれません

過去の記録はどうやって調べたらいいのか
おすすめは「日本野鳥の会ひょうご」の支部報「コウノトリ」です
「鳥信」というコーナーは過去の記録の宝庫です
支部の事務所には過去のコウノトリもあるので、さかのぼって調べることも可能です
昨年(2022年)のこの時期の記録を一部掲載しておきます
こんな記録が手に入るだけでも会員になる価値が十二分にあります
ぜひご入会を

ちなみに写真のアカハラは2022/04/27の舞子墓園での記録です

コウノトリ Vol.248 2022/6
コウノトリ Vol.249 2022/8


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