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【喜多、内定蹴ったってよ】人との出会いで ONE PIECE


念願の内定をもらった、5秒で蹴った。


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やめることを、辞めた。


何歳になれば大人になるのか。

俺は26歳だが、不器用な自分が大人だとは思えない。

子供が生まれたら?

成人式を迎えたら?

一人暮らしを始めたら?

もしや…一生こども?



アンガーマネジメントやアドラー心理学をかじったこともあった。

しかし、それでもすぐに熱くなる。

「36度で沸騰する水ですか?」

と、何度も自分に問いかけた。


熱くなって、のめりこんで成功したことはほとんどない。

恋愛も、投資も、仕事も。

サボるのが得意なくせに、無駄に正義感が強い奴は損をする。

前職での影響もあり、政府や大企業の腐敗などに敏感に反応してしまう。

森友学園事件に巻き込まれたとき、民を欺くような指示もある。

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「こんなおかしいですよ!」と言っても、何も変わらなかった。

かつての上司は言った。

「これは規則だ。大人になれ」

「本省(霞が関)の言うことは絶対だ。大人になれ」

そして俺も。

1人で気勢をあげても無意味、俺に周囲を変える求心力はない、そう思うようにした。

国土交通省は、とっくの昔に辞めた。

けど今でも、同期や先輩後輩とは会っている。みんなのことは、好きだ。


放映されている「同期のサクラ」「時効警察6話」でも、不器用に生きる人の姿が映されているが、登場人物は最後に報われるだろう。ドラマだから。

しかし、現実世界は。
多少熱くなったところで盤面をひっくり返すことができないのではないか。

諸行無常の響きあり?

俺はほんの少し、大人になろうとした。

上杉達也 タッチ あだち充

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俺のアテは甘いので、外れることが多い

この子や!と思った恋だって、空回りばかり。

かつて9年くらい好きやった女の子、

勝手に期待して、貢いだ気になって、梯子を外されて、全てが終わった。

「やめとけぇ!むりだあ~~」

周囲の言葉を聞いておけば、もう遅かった。


BUMP OF CHICKEN 「望遠のマーチ」 
本気で迷って 必死でヘラヘラしてる
夜を凌げば 太陽は昇るよ そうしたら必ずまた夜になるけど


「最近、何しとん?」

「まだ生きてたんすか?」

そう言われることが多くなった。

答えは、槇原敬之だ。

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「主な仕事は、道楽ライターやな!小説書いたり、歌作ったりもしてるで!

コメディ記事が得意や、これおもろいから読んでくれや!!」


「ええ歳してあいつは何してるねん」嘲笑が聞こえてくる。


給料も安い、帰宅時間も遅い、だめだ、このままじゃいけない。

だから転職活動を始めた、一か月ほど前のことだ。

そして、昨日。
忘れかけていた第一希望の企業から電話があった。

「喜多様のお電話でしょうか?

〇〇の人事担当の〇〇です。連絡が少々遅くなったのですが、喜多様に一緒に働いていただきたいと思いまして」

「それは、内定ということですか?」

しかし時期が遅すぎる、これはきっとハズレハズレ1位だ。

「はい、そうです」


5秒、考えた。

その企業は第一志望だった。
現職よりも年間休日は10日ほど増えて、年収もインセンティブ次第では100万以上のアップが見込める。

待遇が大幅に良くなる、3週間前は熱望していた内定だったはずだった。


しかし、たくさんの人たちの言葉が、俺の心に変化をもたらしていた。


転職してからの8か月のことが、走馬灯のように浮かんできた。

公務員として働いていたら絶対に出会えなかった素敵な人たちとの出会い。


屈辱的なこともあった、悔しいこともあった、

26歳にして涙がちょちょぎれてしまう情けないこともあった。


しかし、笑うことも多かった。

航空機に可能性を見出した連合艦隊長官・山本五十六はこう言った。

苦しいこともあるだろう  言い度(た)いこともあるだろう
不満なこともあるだろう  腹の立つこともあるだろう
泣き度(た)いこともあるだろう
これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である


「すみません、考え直して、現職を続けることにしたんです」

「え?ということは内定…」

「…辞退です」



後悔がないと言ったら嘘になるかもしれない。休日と年収を捨てることになったのだから。

隠すことができない不器用さか、隠す気がないのか

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俺の転職活動は職場内でバレバレだった。

リクルートスーツに身を包み、不自然な午後休を取っていたのだから。

しかし、「辞めることを辞めた」朝令暮改とはこのことだ。


レッドカーペット賞を選ぶ方を選ぶ、みたいなややこしさ。

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しかし、俺の唯一と言っていい強みは、

メンタル。今の時代にはこれが必要?


何を言われようとも、「あいつやめるつもりやったのにまだおるで?」と、言われようとも、何食わぬ顔で、来月からも働く。


転職してからの8か月で俺は!

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元国家公務員というプライドを捨てつつある。

国交省時代の俺は「俺は必死に勉強してこの地位を掴んだんだからエリートだ」と鼻高々になっていた。周囲もそのように持ち上げることも多かった。

だから天狗になって株を運用してお金を溶かし、海外でも詐欺られる。



何が俺を変えたのか。それは、出会いだ。

月に2回は訪れて、お世話になりまくっている前川企画印刷。

昨晩も訪れた(笑)
最近ハイペースすぎるので、重力に負けずにペースを抑えないと。

昨日は、夕方に新たな出会いもあった。

(株)ビーラブカンパニー

詳しくは別記事で。

(社長さんがラッパーで、ベーシストが社員にいるけど、未来を見据えるSNS運用のプロ集団。魅力的でおもしろい会社なので、来週中に特集記事を書きます!)

内定の電話を受けた時、ビーラブカンパニーのことを思い出した。

ここを訪れてなかったら、俺は内定を断れただろうか?

今の仕事を続けていれば、このような素敵な出会いがまだまだある、と思えたことも、5秒で断れた要因ではないのだろうか。


mix juiceのいうとおり UNISON SQUARE GARDEN
12 時過ぎても解けない そんな魔法があっても欲しくないぜ
早く帰って眠らなくちゃ
全世界のスケールで右往左往したい.

俺が内定を蹴った理由は

「金銭的な豊かさ」や「年収というプライド」より、

「人とのふれあい」、「人的資本」を大切に

しようと思ったからだ。


その選択に至る理由は、(有)前川企画印刷社長の西端さんの言葉も大きい。


この選択がどうなるかはわからない。


辞めてわかるが、「地方公務員の待遇」は最強だ。
給与、福利厚生、転勤の有無。オールBだ。

国家公務員は転勤があるので最強ではない、同窓会の実行委員をするほど、神戸が好きな俺は、神戸に帰ってこれたことには胸をなでおろしている。

だが俺は、あの官僚機構が肌に合わない。
いや、それ以前に地方公務員は去年受けたが普通に落ちた。

しかし、再度受験して、「やっぱ公務員の待遇最高っす~」と、役所に転職して、「心を殺しながら」淡々と公務員をするのかもしれない。


独立遊軍として活躍することが目標

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理想を言えば、今の職場を辞めるときは「独立」の時だ。

レンタル広報なり、道楽舎なり、書籍出版なり
なんらかの活動が結果として出てきて、経済的な自立のめどが見えた時。


まあ、今日までの人生、焦った判断にろくなことがない。

深呼吸だ、道草を楽しみながら。


もっとみんなの心に寄り添って生きよう。

今にみてろよは、言わない。

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「せっかく勉強して国家公務員になったのに自分からやめてなんかよくわからんことしてくすぶってるで」と言われてもいいじゃないか。

全部、物語だ。

出会いも、汗も、涙も、

シナリオライターは自分自身だ。


A New Day ポルノグラフィティ
君主演映画のシナリオライターが
そんなに手を抜いた物語を描くようならクビにしてしまえ

【みなさんへの感謝と今後の決意】

温かくも厳しい叱咤激励をくれる西端さんたち取引先のみなさん。

昔からの友人先輩後輩、アホなことしかしてないバグジー親衛隊のみんな

いつも松岡修造も顔負けなほど熱い長文メッセージをくれる本質を捉える天才MAXさんら道楽舎のみなさん

バカ息子の弁当から飯まで、世話してくれる両親や祖父母。

ありがとうございます。

俺はこれからもバカなことをし続けるし、
失敗ばかりのポンコツ野郎だ。

しかし、倒れない。

RISE 大友康平
どんな勲章なんかより倒れても立ち上がった数こそが俺の自慢だから


進み続ける。


ブログは毎日更新。歌も作る、小説も書く、全部をやる。

器用貧乏と罵られてもいい。

世界中のあらゆる場所に行って、いろんな人に出会って、

あらゆることを楽しみ尽くしたい。

一瞬も、人生を飽きちゃいないんだ。


2019.11.29 喜多ばぐじ


今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!

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