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壊れる、ピノキオピーのオタク - 02/19

 「匿名M」についてを主とした、ここ一週間ほどの反応。


 某日。

 Ado×ピノキオピー×えいりな刃物

 おお!?

 インターネットに座するクリエイターたちが集結するやつだなこれ!!
 もう"親和性"が想像できる。この人たちみんな物事の細かなディテールを表現するの上手いよな。

 これは見逃せねえな。
 
 ……ん?














 え!?

 すみません、ちょっと反応するための時間をください。


 (視聴)

 (リピート)
 (リピート)
 (リピート)

〜翌日〜

 どうにか飲み込んだ。


 あらゆる面で、ARuFaという男は匿名Mへのインタビュアーに最適だ。
 彼の「人間じゃなさ」と「人間としての多彩さ」を併せ持った奇妙な人物像がピッタリハマっている。

 対談するという点では昔のアレもあるしな。


 そういえばARuFaさんも昔ボカロPとして活動してたな。

 かつて彼らは同じレーベル「GINGA」に属していたはず。
 2014年くらいからか。今考えるとすごい巡り合わせだ。


 待てよ、2014年

M: はい。最近〇〇さん、私に歌を歌わせてくれないんです。

― はあ。


 これ刺してない??
 これ刺してますよね???


 これに対してARuFaをインタビュアーに抜擢したピノキオピー、もはや恐ろしい。

 しかも今回のこの曲、ピノキオピーが描くVOCALOIDイメージソングの中でもトップクラスに内容が重たいと感じる。

匿名Mです。なんか歌ってる奴です。
人間のふりしてる、ただの音楽ソフトです。
命の無い私に、あなたはどんなイメージを着せる?

匿名M

 ここまではっきりとVOCALOIDという存在の冷たさを表現した人はなかなかいないだろう。
 「特定しないでね」か……


― え-、本日は貴重なインタビューありがとうございました。

M: なんか歌ってる奴です。
  匿名Mです。

- それでは、さようなら。

M: さようなら。
  ハツネ… あっ 匿名Mでした。

 会話が不気味。
 「それでは、さようなら」で"あぁ、いつものARuFaだ"と思ったが、あまりにも淡白。
 実はインタビュアーは人間側ではなかったのではないか、と思い至って震えた。

 見事と言わざるを得ない。これだからピノキオピーはすげえのよ……

 これからゆっくり味わいたい一曲だ。





 あれ?

5/17発売のニューアルバム「META」収録曲です。

 おいおいおい。




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