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自家製コリアンダーとホワイトビール

独特の香りを持つコリアンダー。「好き嫌いの分かれる強い匂いの葉、パクチー」といった方がイメージしやすいでしょうか。
「コリアンダー」は英名で、タイでは「パクチー」、中国では「香菜(シャンツアイ)」と呼ばれています。ちなみに和名は「カメムシソウ」。葉がカメムシみたいな匂いがするからなんでしょうね。

コリアンダーは日本では生葉を食べることはよく知られていますが、この植物の種子がスパイスとしてもエスニック料理に利用されているのです。カレーはもちろん、焼き菓子やパンにも使われます。種子は葉と違ってさわやかな香りがします。さわやかな香りの成分はリナロール。ベルガモットやネロリの精油などにも含まれる柑橘類を思わせる甘くさわやかな香りです。

コリアンダーの葉よりも種子が欲しい私は、種子を収穫する目的で、畑で育ててみました。
葉を収穫する目的では、花を咲かせないように花芽を摘んでいくのですが、種子を採る場合は花を咲かせて、緑の実が茶色く熟すまで育てます。コリアンダーの花は白い小花で、畑でもそのかわいらしい姿に癒されます。ガーデンに取り入れても良さそうです。ちなみに写真の中のピンクの花はコーンフラワー、黄色い花は春菊の花です。

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先日、緑の実が熟して茶色くなったので収穫しました。

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茎から実を採って、ごみを取り除きます。

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一粒つまんでかじってみると、さわやかな香りが広がります。また一粒かじりながら手元にあったオリオンビールを飲んでみると、まるでサッポロのホワイトベルグみたい!ホワイトベルグはベルギーのホワイトビールのように、原材料に大麦・小麦の麦芽の他にオレンジピールとコリアンダーシードも使った発泡酒です。

こんな風に飲んでいると、久しぶりに本場ベルギーのホワイトビールが飲みたくなりました。


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