対談

鷹野凌氏に聞く「日本独立作家同盟が生まれた理由」

対談にご登場いただくのは、フリーライターでNPO「日本独立作家同盟
代表の鷹野凌さん。電子書籍関連に興味がある方なら、記事などで鷹野さんの名を見かけた、という方も多いのでは。

鷹野さんは、ライターとして活躍する一方で、インディペンデントな書き手による雑誌「群雛」を主宰している。群雛の母体である日本独立作家同盟は、より安定的・持続的な活動を目指し、この4月よりNPOへと移行した。鷹野さんに、NPO設立の理由や「インディペンデント作家」の置かれた現状などを聞いた。

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■震災が独立の方向性をかえた

西田:まずですね、すごく基本的なところから行こうと思うんです。鷹野さんの今のメインのお仕事は、いわゆるライターですよね。

鷹野:そうですね。

・鷹野凌さん。よく見ると見事なろくろの回しっぷりだ。

西田:でも、最初から職業ライターでいらしたわけではない、ですよね。どういう経緯でやってライターになったわけですか? しかも今度はライターでありつつも、「日本独立作家同盟」というNPOのトップになったわけじゃないですか。その辺の経緯、要は、読んでる方に向けて自己紹介していただきたいんです。

鷹野:なるほど。ええとまず、2010年の7月までは普通にサラリーマンをやってました。

西田:業種はなにを。差し支えがない範囲でかまいません、もちろん。

鷹野:出版社、ではあるんですけれども、情報誌で。どちらかというと雑誌そのものよりは、ウェブで集客をしたりとか、データベースを提供したりとか、そのあたりがメインの会社です。

西田:じゃあ、出版と関係がない仕事をしていたわけではないんですね。

鷹野:まったく無関係ではないですけど、片隅ですね。

西田:それが、まずやっぱりライターになる、ということになるわけですけども。僕が鷹野さんを認識したのはやっぱり電子書籍に関する分析だとかレポートだとかというところからなんですよ。

鷹野:実は、会社を辞めてからしばらくふらふらしてたんですよ。自分で会社をやろうと思ってて、その下準備等々をしていた時に東日本大震災が起きて。

西田:ああ、なるほど。

鷹野:あの震災は自分にとって物すごいショッキングで、いろいろそれまで考えてたことを全部リセットしたんです。で、もう一度やり直そうと、自分の原点を見つめ直してみたんですよ。それで思い出したんですけど、学生の頃は出版社に入りたかったんですよね。物を書いたりとか、編集とか、そういう方面にもともと興味があったんだよな、ということを思い出して。で、今ならブログという表現手段もあるよね、ということで、その年の5月か6月ぐらいにブログを始めました。

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小寺信良と西田宗千佳のメルマガ「金曜ランチビュッフェ」から派生した原稿を発表していくnoteです。

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