まず最初にしたことは、他のプロジェクトで私と同じようなノートなどの文具系のものが、どんな内容でお知らせをしているかということ。例えば、どんな熱意をどのくらい伝えているのか、プロダクトの紹介はどの程度詳細なのか、ALL-inなのかALL or Nothingなのか、どんなリターンを用意しているのか、そして目標金額はいくらで、いくらのファンドが集まっているのかということ。

私の記憶に残っているプロジェクトは２つある。失礼にもあたるのでぼんやりと書くが、ひとつ目は、それってほぼ自分のエゴじゃん！と思えるもの。なんとなくファンクラブのグッズをクラファンで作るみたいな……。ちょっと見てはいけないものを見てしまった気がした。

もうひとつは、リターンがプロジェクトと関係がないものが提供されているもの。例えば日記帳を作るクラファンに「肩もみ券」や「地元の名産」のリターンがついているようなイメージ。そんなのもアリなんだ！と驚く。

そこで、私は日記帳にワークショップやセッションを付けるリターンもアリなんだと気づき、どうやったら実現できそうか考え始めた。

他のクラファンサイトも覗きながら、自分が表現したい告知イメージや、リターンのイメージを絞り込んでいく。本当にたくさんのプロジェクトページを見た。好感が持てるもの／持てないもの、信頼ができそうなもの／できそうでないもの、応援したくなるもの／そうでないもの、その差を言葉にはできないが、肌感として叩き込むことができた。これはとても大切な過程だったと思う。