過日、鬼灯を初めて食べた。或る八百屋に鬼灯は今が旬だよと教えてもらったのがきっかけであった。それまでは紅色を愛でる程度のことしかしてこなかった。今後は鬼灯が眼に入る度に、あの鬼灯は食べれるのかしらと思考がはさまってくるのであろう。あるがままに鬼灯を視れないなんて野暮なことである。
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