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がんばれ5日連続投稿(懐かしのEverQuest)#死の目撃01

ふとNoteのバッジを見たら『毎日連続投稿』がグレー。
「今日で〇〇〇日連続です」とかいうゴイスーな人たちもいるってのに、5日すらワシは達成していないのか。
ワシは5日連続で投稿すると決めた。
小説や面白ワハハコンテンツは正直5日ぶんも思いつかないので、MMORPGの想いで出バナシでも書いてみよう。そうしよう。知らない人からしたら全く面白くない話かもしれんが・・・ワシはお構いなしに5日連続投稿するのだ。

◆◆◆

『EverQuest』(以下EQ)
Sony Online Entertainment(当時)が1999年にアメリカでアレしたMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)だ。コレについて書くと決めた。いろんな死を目撃したので、それについて書こう。

初回なので「EQとは・・・」についても少し書こう。
EQチョイ前、1997年に発売されて大ヒットしたMMORPG『Ultima Online』と、MORPG(複数プレイヤー参加型オンラインRPG)『Diablo』。ふたつの大作に続いて世に飛び出したEQの何がゴイスーだったかと言えば、鬼のように広大な世界を3Dグラフィックで創ってしまったことによる恐ろしい没入感、パーティープレイ前提のベリーハードな戦闘、地図の無い(本当に無い)エグいフィールド&ダンジョンDOKI-DOKIアドベンチャーがヤバイ、あたりだろうか。

まあその辺は興味がある人だけGoogleで調べてもらうとして、ワシの話だ。EQを始める前のワシは、ある教師にススメられたDiabloにドハマリし、親切を装う人に背後から刺されたり、おいでおいでされて人が置いたポータルをくぐったら魔屈の真っただ中で即死(ラグのせいで飛び先の画面が表示される前に死んでる。ラスボスのディアブロが目の前にいる場合もある)したりするのが嫌で、もっぱらシングル=するマンとして楽しんでいた。

その後Ultima Onlineを齧った。ガチンコでプレイした人からすればニワカもいいところなので、「UO? ああ、やったぜ・・・かなりな・・・」などと口が裂けても言えない。当時はとにかくサツバツとしていた。ウブなワシが森で動物の皮とか集めてるときに木陰から殺しにくるコワイ人がいたり、普通に動物に殺されたり、街道をプラプラ歩くだけで殺しにくるコワイ人がいたり、狙われないように装備を袋に詰めて貧乏人のフリして歩いても殺しにきて袋を漁りながら「いいもん持ってんじゃねーか」とか笑うコワイ人がいたり、集団で囲んでボーで殴ってくる人たちがいたりで、まあなんかサツバツとしながらも初のMMOのスゴサに驚いていたわけだが、いろいろあってガッツリは出来なかった。

その後はなんやかんやチョイチョイFPSとかやりながら2年ほど経ち、UOにドハマりしている友人から「これやろーぜ。話題作だ。間違いない」と誘われたのが『EverQuest』だった。
当時『Diablo II』で死体爆破に夢中だったワシは(6人プレイが基本っぽいゲームだけど大丈夫なの?)と思ったものの、ロールプレイが面白そうだし、チョーファンタジーな感じだし・・・と魅力に感じ、仲が良かった4人だけでとりあえずはじめてみることにした。まあ6人いなくても何とかなるだろう、と。
※そもそもPCとネット環境を持ち、海外ゲームに手を出すような人はまだ少なく、4人しか集まらなかった・・・
すでに拡張パックが2つ出ていたので、それもセットで買った。
※この後、ゲームの下調べから希望種族申告、希望クラス申告、アカウント登録、などなどなどでスッタモンダがありまくったのだが、それは割愛する。第一回選択希望でドワーフ・ウォーリアーと申告したワシだが、結果的にハイエルフ・クレリック(ヒーラー)になった。真逆じゃねーか。だがワシのヒーラー人生はここから始まったのだ(どうでもいい)。

◆プレイ初日の「死」

プレイヤーは友(D)友(G)友(M)、そしてワシの4人だ。
「とりあえずガチキャラでスタートする前にお試しキャラで感触を掴もう」と示し合わせ、4人ともヒューマン、そしてQeynos(ケイノス)という街を出身地にしてみよう! と決めた。
夜、緊張しながらキャラを作成し、ログイン。ロードが長い。でもこれから待っている冒険を想わせるサイコーに壮大なBGMがワシの胸をいっぱいに膨らませた。それにしてもロードが長い。そしてついに・・・目の前に広がる3Dグラフィック。作りこまれたファンタジーの街がそこにあった。ワシは間違いなくEQの世界にいた。とにかく広い。
感動しながらも、ワシらは焦った。4人とも同じ場所にpopすると思っていたのにそうではなかった。グループチャットや直接特定の人にメッセージを送る方法がわからず、各々が「doko?」などと /Say ダダ洩れさせながらウロウロするばかりだった。ワシは英語を連呼しながら近寄って来るプレイヤーに身構えたが、よく見たらNPCだった。

培ったナンヤラですぐにゲーム内チャットの仕様をマスターしたワシらは、意思疎通が(ローマ字で)できるようになった。(D)と(G)とワシは、ほどなくして合流できた。だが(M)が見当たらない
ヒアリングしながら捜索するも発見できず、1時間ほど街を駆けまわった。こんなにひとつの街が広いのか! と驚嘆しながら綿密に調査した結果、話をよく聞いていなかった(M)はFreeportという別の街で産声をあげていた事実が判明した。3人に罵詈雑言を浴びせられた彼は黙ってキャラを作り直した。

「M:omatase-」
満を持して(M)がログイン。
待ちかねた3人が「doko?」「nani ga mieru?」などと即質問を浴びせると、「semai」「kurai」という答えが返ってきた。そう、このゲーム、暗闇はMAJIで暗い。夜目がきくElfなどは多少マシだが、ヒューマンやバーバリアンは地味にキツイ。夜目スペルや灯りが必要で、夜間行動がストレスになる。とはいえ街の中だ。そこまで暗いか? とワシらが訝しんだ矢先。
「M:tika situ mitai」

3人(地下室? なんで? どこの?)

慣れのはやい(D)が「/loc」コマンドを指示する。location・・・現在地を示す座標が確認できる。地図の無いEQでは必須のコマンド。(M)の言う座標に3人が向かう。
「M:mizu ga aru」

3人(水? 地下室に? なに言ってんの?)

とりあえず急いで向かうと、そこは施設でも何でもないただの家だった。地下に降りる階段を見つけ、駆け降りる。
いた。(M)がいた。
一軒家の縁の下みたいな、鬼狭い場所。その一画の・・・水溜まりのようなものに(M)は浸かっていた。
「M:oyogenai」
胸まで水に浸かっている(M)は困っていた。どれどれ、とワシらも水に飛び込み、泳いでみる。潜ったり浮いたりできた。泳げない? ちょっとクセはあるが・・・泳げるじゃないか。
そこで3人は気づいた。ひとつ心当たりがあった。キーボードとマウスの組み合わせで移動するPCゲーム。(M)は初めてだった。慣れていないのだ。最初はみんなそうだ。どうやらこのゲーム、泳ぐ場面もあるらしい。ちょうどいい。レクチャーだ・・・というタイミングで・・・(M)が潜水した。
「D:o, ugoita」
「ワシ:sousou」
「M:agarenai」
「D:e?」
「G:ka-soru toka key toka de」
「M:agarenai」
「D:muki wo kaete」
「D:mouse de siten wo」
「M:muri」


ケース01:(M)・・・溺死。
※そしてREAL(M)は3D酔いで嘔吐、ログアウト

ケース02に続く

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