見出し画像

どうか紅白の藤井風を語らせてほしい

たいへん遅ればせながら。2022年の年が明けて日常が戻ってきたものの、未だに紅白の余韻から抜け出せない肥溜めです。なぜならアーカイブを鬼リピしているから…。

久しぶりのnote。やはり、やはり。

この歴史的な紅白を書き残さないワケにはいかない

と、ビール1杯×焼酎3杯目に突中してPCを立ち上げました。酒が深い!

ちゃんとしたレポっていうものを書く能力はなく、ただただ自分が感じたことを酒の力を借りて感情軸に書き殴っておくだけのnoteですので、音楽的な気付きなど1ミトコンドリアもないことをご了承ください。

以下、紅白の藤井風氏で体感したことを支離滅裂に心のままに書き記します。

※感情を吐露するため、全出演者を敬称略にて記載していることをどうかお許しください。酒の勢い優先、誤字脱字上等で追って修正します

藤井風、紅白に降臨!!!!!


まさかのご丁寧なアーティスト紹介Vからスタート!

擦り切れるほど観た武道館ライブの『何なんw』映像が始まった時点でコレは只者扱いではない…コトを瞬時に悟りNHKへの愛のパラメーターがすでに振り切れ始めた

武道館映像からの、2021年のハイライトであったFreeLive映像。そしてファンにとっては絶対に欠かせない藤井風の原点・実家でのYouTube動画がまさか紅白で流れるという予想だにしていない展開…。

アレ?ちょっと待って、コレは想像以上の扱いなのでは…????

場面変わってVを受けた会場。藤井風出演について大泉洋に喜びをぶつける妻と娘。それをどーしても伝えたい思いが溢れだし力強く語る大泉洋。「そうですか」と右からきたものを左へ受け流す和久田アナ。(進行大事よね)


そしてお届けするのはまさかの…

キタコレ実家からぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????

自分が今まさに実家にいることも忘れて思わず声を出して叫んだ、もうピッコロが口から卵産むくらいの顔つきで「実家ぁぁぁぁあああああああ?????????」と叫んだ。

正気か!NHKさんよ!!!!!!!!

実家!!!!!!!!(白目)


煌びやかだった紅白のステージとは打って変わり、そのコントラストが強烈なインパクトとなった突然の藤井風の実家。懐かしみのあるおばあちゃんち感満載の壁紙。暗めの照明。ぼんやりした映像。


カメラを自分で調整するYouTube時代の彼を思い起こさせる細かい演出。
藤井風の活かし方を分かりきっているラフかつ素材感がサイコーな衣装。

明らかに膝の上に置くサイズじゃない電子ピアノon風!!!!!!!

音響が良くなくスマホクオリティ?かと思わせるYouTube時代を忠実に再現したくぐもった音ながら、目も耳も奪われる『きらり』。安定の安定しない膝の上で揺れに揺れる電子ピアノ、その上を楽しそうに走り回る指と音…

サビでサイコーの笑顔をカメラに向け体中から気持ち良さを奏でる藤井風。


コレを…コレを紅白でやってのけるとは…

ただただ胸が熱くなって言葉を失った。2021年、ファンになって体感してきた様々なこの一年の感情や感謝が一気に溢れ出し泣きそうだった。

なんて楽しそうに音を、歌を、全身で表現するんや、この人は!
みんな、観てや!!!!!
コレが藤井風や!!!!!
This is Fujii Kazeや!!!!!


と思ったら、電子ピアノを置いてカメラを持った。


「ん????え???あ???なにぃ????」


かーらーのーーー!!!!

場面変わって
まさかの国際フォーーーーラム!!!!????
マジか!なんやこの演出は!!!!
サイコーかよ!!!!!!!


カメラに向かって挑発的な素振りで颯爽かつ堂々とステージに向かう藤井風の後ろ姿。

もう鳥肌を超えて毛穴という毛穴、そして目が大全開…

「どゆこと…?」

というファンの感動と動揺を他所に、ステージに向かう藤井風にとんでもない異物感を放つもふもふスリッパ。


ちょっと待て!待って!カンドーからのそのスリッパ!

なにぃ!こころが追いつかんて!待てぇぇぇぇぇええええ!

説明せぇぇぇぇえええええ!!!!


MCのリアルな
「え?」

「え???」

「えっっっ??」

「へっ?」

「デェーーーー??」

「えーーーーーーーーー!!!!!」

会場のどよめきと拍手喝采!!!!!
止まることを知らないMC陣の「え????」
「どーゆーことでしょう!!!」
ガチの「うれしーうれしー(声にならない)」が零れ落ちる小池栄子。
一向に止まない大泉洋のガチ「え?」「え????」


会場に一礼し向かったのはあのピアノ!!!

戦友のピアノ!!!!!

そして始まるまさかの『燃えよ』イントロ!!!!


嘘だろ!!!!!!
何度目のサイコーーかよ!!!!!!!!


イントロ始まっても収まらない大泉洋の強めな「えっ!?」に自分の気持ちが重なりすぎるわ!


サプライズ続きに心が全く追いつかん全会場と全視聴者を、ダイソン並みの吸引力で引き寄せるあまりにも伸びやかな歌声と美しく響くピアノ。もう圧倒される以外なかった…


からの「もーえーよ!」のサビで完璧なまでのカメラ目線と力強いキメ顔。

それとは対比的な「あの空に」で柔らかに挙げる手の美しさと優しさよ。

ちょ、待って、もう主役だよ、あーた。もう全部持ってったよ…


そしてFreeLiveのドローン撮影を思い起こさせるピアノ真上からのアングル。から見えるピアノの下でモッサモッサうごめくふもふスリッパ。脳内をかき乱すグリーンモンスター。


そんな邪念をぶっ飛ばすアウトロの超絶ピアノ…!!!!!(ボーゼン)


紅白で演奏できる喜びを全身で刻む藤井風がそこにいた。

それはあまりにもいつも通りで、あまりにも美しい。あまりにも尊い。

ピアノの上をさわさわする萌え袖。ピアノってそんな萌え袖で弾けるんでしたっけ?というレベルの萌え袖から、全ての毛を脱毛したタランチュラの如き長い指先が走り回る。強めの打鍵で。

余裕たっぷりなカメラ目線のドヤ顔とともに。

バッフバフ言わせるモップスリッパで。

そのバフバフ音さえも一つのグルーヴになり全画面で迫ってくる…

もう…もう…演奏を、表現を、完全に楽しんどるやないか!!!(嗚咽)


演奏が終わり。高らかに手を挙げ。いつも通り優しく髪を左右に流す藤井風…


やられた。完全にやられた。
もう頭が真っ白になった…
いま、何か起きましたか?
私は夢を見ていたのですか?
私はどこに連れて行かれたのですか?
回収してください…


紅白発表後。Twitterでみんなとワイワイ妄想した。大晦日ギリギリまでアレやコレやと妄想を楽しんだ。それはもう楽しかった。


しかし。あのフォーラムカメラに切り替わり手招きした藤井風は、そんな我々に向けてドヤ顔で「想像超えたやろー?」と言わんばかりに、完璧すぎるパフォーマンスを魅せてくれたのだった。


カンドー…呆然…
ただひたすらボーゼンとしていたら
ピアノからマイクを外しトークに向かう藤井風。


戸惑いを隠せないコーフン気味のMC。
MCと並ぶ藤井風。


全身が露わになり、完全に目を持ってかれるパジャマコーデと緑のモンスター。

とんでもねえアドリブ力でココまで成功してきたハズなのに「リハしてないから分からない」と口走ってしまう大泉洋。 

「すいません、来ちゃいました」
「すいません、来ちゃいました」
「来させていただきました」
「来させていただきました」
何回いうねん!


川口春奈の心の底からの「かっこいーーー!」に「よぅ言いますわぁ」(夢の紅白で顔隠す)でしっかり会場の笑いを取る藤井風。


サプライズすぎてMCが動揺しまともな会話にならず「藤井風さんありがとうございました」のカンペを一緒に覗き込みトーク終了。
風のように去り行く藤井風。少女のように無邪気に両手でバイバイする小池栄子に自分を重ねる全国民。

「ありがとうございました、頑張ってください!」と呼びかける大泉洋に

「こちらこそありがとーございましたっ!ホンマに!がんばります、会いたかったです、よろしく、じゃねーわありがとう!」
誰に会いたかったんや!
それだけは言うてけー!


全魅力と混乱をまき散らし、藤井風はハケていった…

(白目)

完。

…と。ココで、自分の記憶は途切れる。雑すぎて申し訳ない。

この後のMISIAピアノ伴奏&コーラスで壮大な大トリエンディング、さらに細川きよしと鈴木雅之に挟まれ石川さゆりにマイクを持ってもらい背をかがめて歌う『蛍の光』、両手を添えての「良いお年をー!」は異世界に転生しすぎていて、アーカイブを何度観てももう脳内処理が追い付かない。書きようがない。ハイ無理!

自分は正直、ここ5,6年はガキ使メインでその合間にちょいちょい紅白にチャンネルを合わすくらいだった。紅白の価値が自分の中で薄れていただけに「そっか、紅白に出るのか…」というなんとも言えない思いもあった。

が。観終わって。NHK側はとんでもない藤井風愛と熱量だったんだと自分が恥ずかしくなるような思いだった。

そうだ、チーム風が大事にしてるものは何なのか?

滅多にメディア露出しない藤井風がなぜ紅白に出たのか?初めての「歌番組での生歌」を紅白にしたのか?

この一年を追ってきたなら理解できたハズなのに。

FreeLiveで多数露出があった報道番組はどれも藤井風への愛と熱量が素晴らしく、類を見ない良質な内容だった。ただの話題作りや視聴率稼ぎでは全くない、誰が見てもそう感じ取れる内容。自分の仕事柄あまりにもそれを強く感じ、でもその難しさも知っているだけに露出内容とそれを実現したチーム風に衝撃を受けた。

ただただ純粋に「いま、世の中に届けるべき、届けたいアーティスト」として番組側の強い想いが溢れ出ている内容ばかり、そしてチーム風が伝えたいメッセージとも合致していた。PR側の一方的な売り込みで成立させられるような内容や温度感では決してなく、番組側とPR側の思いが合致している、コレはそう簡単なことじゃない。関ジャムの伝説のライブ特集も。もちろん、NHKのMUSIC SPECIALも。

紅白は、その集大成とも言える露出だったのではないか。藤井風への愛と熱意とリスペクトに溢れていた。チーム風がそこに応えない理由が何ひとつなかった。

実家から国際フォーラム、MISIAと共にフルオーケストラ演奏。ワープ演出のようにとてつもない勢いで未来へ駆け上がる藤井風を紅白で目の当たりにした。そして、そこにいるのが当たり前かのような相応しいスター性を放ち、ファンの想像を軽々と超えていく「藤井風」を見せてくれた。

2021年を顧みても、チーム風が予定調和なことをしないのは覚悟している。チームとして大事にしている軸がブレない事も分かっている。そこへの絶大な信頼がある。なぜならその中心にいるのが「藤井風」だから。

大きな飛躍の年になるであろう2022年の幕が明けた。

すでにレコーディングが進んでいる様子も本人が伝えてくれている、もう「微風(そよかぜ)」という名の爆風は吹き始めている!


画像:藤井風Twitterより



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?