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神原元弁護士が訴訟代理人や弁護人になったにもかかわらず、敗訴、有罪になって「正義」であることか大きく揺らいだ方々

「週刊金曜日」を発行する株式会社金曜日代表取締役植村隆さん

 植村隆さんは、朝日新聞社在職時のいわゆる「従軍慰安婦」に関する記事に対する西岡力さんの記事、櫻井よしこさんの記事が名誉毀損にあたるとしてそれぞれ慰謝料請求訴訟を提起し、そのいずれにも神原元弁護士は訴訟代理人として関与しています。
 特に、櫻井よしこさんに対する民事訴訟では、植村隆さんがすでに韓国の学校への就職が決まっていたと思われるであろう時期に、北海道の大学に勤務していた時の住所地である札幌地方裁判所に提訴していました。
 ご存知のとおり、植村隆さんはいずれの民事訴訟も敗訴が確定し、神原元弁護士の「正義は勝つ」論理によると、その「正義」が大きく揺らぐことになりました。

在日特権を許さない市民の会などとの民事訴訟で著名なライターである李信恵さん

 李信恵さんは、株式会社鹿砦社の代表取締役である松岡利康さんに対して「元中核派」などと事実ではないことを述べて社会的評価を低下させ、神原元弁護士が訴訟代理人に就いたにもかかわらず、名誉毀損により敗訴が確定し、神原元弁護士の「正義は勝つ」論理によるとその「正義」が大きく揺らぐこととなりました。

神原元弁護士自身と武蔵小杉合同法律事務所の同僚である宋恵燕弁護士

 いわゆる「余命三年時事日記信者」からの大量懲戒に対し、神原元弁護士と宋恵燕弁護士が損害賠償を求めて東京地方裁判所に民事訴訟を提起しました。その民事訴訟で、訴訟代理人兼原告である神原元弁護士はすでに和解が成立している案件の和解書を原告らの正当性を主張する書証として提出しましたが、裁判所はこれらの和解によってすでに原告らの損害は補填されていると判断して原告らが敗訴し、控訴しなかったことにより原告らの敗訴が確定し、神原元弁護士の「正義は勝つ」論理によると、その「正義」が大きく揺らぐことになりました。

北嶋直樹さんと株式会社ハウスポート元代表取締役、株式会社e-ハウス代表取締役である伊藤大介さん

 大阪市北区堂山町傷害事件で伊藤大介さん、茅ヶ崎市民文化会館暴行事件で伊藤大介さんと北嶋直樹さんが被告人となり、神原元弁護士らが弁護人となって無罪判決の宣告を目指しましたが、最高裁判所は被告人らを有罪とした東京高等裁判所の判決を上告事件として扱わないと却下し、有罪判決が確定しました。神原元弁護士の「正義は勝つ」論理によると、その「正義」が大きく揺らぐことになりました。

有田芳生元参議院議員

 山口敬之元TBSワシントン支局長が、デートレイプドラックという薬物によって強姦したとするツイートが名誉毀損にあたるとして、有田芳生参議院議員(当時)に対して民事訴訟を提起し、神原元弁護士が訴訟代理人となりました。東京地方裁判所は有田芳生元参議院議員に賠償を命ずる判決を言い渡し、神原元弁護士の「正義は勝つ」論理によると、その「正義」が大きく揺らぐことになりました。

神原元弁護士の活躍により「正義が勝った」事例

 神原元弁護士が訴訟代理人や弁護人となったにもかかわらず敗れてしまった方々を紹介しましたが、ここで神原元弁護士の活躍により「正義が勝った」事例を紹介します。
 在日特権を許さない市民の会、チーム関西などのメンバーが徳島県教職員組合の事務所に侵入し、事務所内でトラメガなどでシュプレヒコールなどをなした徳島県教職員組合街宣名誉毀損裁判で、その後川西市議会議員となった中曽千鶴子さんに対する請求について、徳島地方裁判所は消滅時効の成立を認めて請求を棄却しました。その理由は、徳島県教職員組合のトップである人物が戸田久和門真市議会議員(当時)のウェブサイトの掲示板に投稿し、戸田久和さんがその投稿を大々的に宣伝していましたが、そのウェブサイトには中曽千鶴子さんの氏名と住所が記載されており、投稿時点から起算すると消滅時効が成立しているというものでした。
 控訴審である高松高等裁判所の審理から神原元弁護士が加わり、「ウェブサイトを閲覧したとしても中曽千鶴子さんの氏名と住所を記載した部分を閲覧したとは限らない」として中曽千鶴子さんへの請求を一部認容するという判決を勝ち取りました。なお、「こんな変な判断をする高松高等裁判所は〇〇」と述べることはヘイトスピーチにあたるのでお控えください。

最後に

 ここからは、真面目に論じます。弁護士として数多くの民事訴訟や刑事事件を担当していれば、この人物の主張を認めさせたい、この人物を無罪にしてやりたいと心から願っていてもそれが叶わないことは数多くあると思います。それは民間のビジネスの場でもよくあることで、素晴らしい企画を立案して最高のプレゼンをなしたにもかかわらず、様々な事情で他の会社の企画が採用されるなどということはよくあることです。そのようなある意味「理不尽な」判断がなされることがある世の中で「正義は勝つ」と声高に述べることがいかに幼児的であるかについて、神原元弁護士はもう少しちゃんと考えた方がよいのではないでしょうか。