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「垣鍔スコール翔馬」を名乗る匿名のアカウントさん、「余命」に触れて神原元弁護士の古傷を抉った模様

堀口英利さんが神原元弁護士と委任契約を締結

 堀口英利さんが暇空茜さんへの法的措置について神原元弁護士と委任契約を締結したようです。

 東京地方裁判所と横浜地方裁判所のいずれの地方裁判所に民事訴訟を提起するのかわかりませんが、私の傍聴する民事訴訟が増えそうです。ただ、問題は「垣鍔スコール翔馬」を名乗る匿名アカウントのポストだと思います。

弁護士は神原先生かよwww
えっぐ余命3年の時に720人のネトウヨを訴えた対ネトウヨ用最終兵器やんか。
こら暇アノン数百人は地獄行きやな、ご愁傷さまや。
「暇空茜」または「暇な空白」こと水原清晃に対する法的措置に係る神原元 弁護士との委任契約の締結に関するお知らせ

@Kakitsuba_skal

なぜならば、私の知る限り「余命信者」に対して提起した民事訴訟で敗訴した唯一の原告兼訴訟代理人であるからです。

ある「余命三年時事日記」関連訴訟

 「余命三年時事日記」に触発された「余命信者」が一定のフォーマットをそのまま提出した弁護士への大量懲戒については、多くの弁護士が懲戒請求者に対して民事訴訟を提起して勝訴してきました。少し前に東京地方裁判所の開廷表に原告が金竜介弁護士外1名で被告が複数の人物である民事訴訟を見つけて「余命」関連裁判ではないかと思って傍聴しましたが、被告らは本人訴訟である上にまともに裁判対応ができていないことが明らかでした。

 この民事訴訟は、「余命三年時事日記」の民事訴訟としてデジタル鹿砦社通信で取り上げられていた事件と事件番号が1番違いで、原告が金竜介弁護士と金哲敏弁護士で、被告がH1女、O男、M男、I女、S1男、S2男、H男、H2女でした。原告側は訴訟代理人であると思われる女性の弁護士が座っていましたが、被告側には到底弁護士であるとは思えない普段着の男女が座っていたのには違和感を覚えました。そして、審理が進んでいくに従い、被告側が本人訴訟で審理に対応しているうえに、8人いる被告のうち4人が続行期日である今回の口頭弁論を欠席していることがわかりました。

肥モン「『余命三年時事日記』大量懲戒民事訴訟 原告 金竜介、金哲敏ほか」

 すべての「余命三年時事日記」関連の民事訴訟がそうであるとは限りませんが、扇動者の言葉を信じてまともな裁判対応ができない被告らが原告である弁護士らにボコボコにされている民事訴訟が非常に多かったのではないかと推察します。

東京地方裁判所における原告神原元、宋恵燕弁護士の「余命三年時事日記」裁判で訴訟代理人の神原元弁護士はいかに敗訴したのか

 このような「余命三年時事日記」関連裁判で神原元弁護士は原告兼訴訟代理人として敗訴してしまったのです。敗訴するのが難しいと思われるこの民事訴訟で神原元弁護士はいかに敗訴したのでしょうか。
 この民事訴訟は平成30年(ワ)第14392号で、原告が神原元弁護士と神原元弁護士が所長を務める武蔵小杉合同法律事務所に所属する宋恵燕弁護士でした。なお、他に原告がいたかも知れません。「余命三年時事日記」による大量懲戒がなされていた時期に、神原元弁護士らは武蔵小杉合同法律事務所のウェブサイトに和解を希望する懲戒請求者を募りました。それに応じた懲戒請求者が十名以上いらっしゃって、神原元弁護士らは和解に応じない懲戒請求者に対して民事訴訟を提起しました。
 この民事訴訟で訴訟代理人の神原元弁護士は、自分たちに正当性がある根拠として和解に至った懲戒請求者の和解書を書証として提出しました。この書証は二つの意味で間違いでした。一つは、原告らとの和解交渉の中で和解内容について口外禁止条項が加えられた和解書を書証として提出してしまったこと、もう一つはこれらの和解書を提出してしまったことでした。前者については、弁護士としての守秘義務に明らかに反していると考えられますから適切な時期に懲戒請求がなされればそれなりの処分がなされた行為(現時点では行為の時点から時間が経過しているので懲戒の要件を欠いています。)であると考えられますから不適切であることはわかると思います。そして、後者が間違いであることは判決文で示されました。
 東京地方裁判所は、原告らがなした和解によりすでに認容すべき金員以上の額の支払いがなされているものと判断し、原告らの請求を棄却する判決を言い渡したのです。つまり、神原元弁護士が余計な書証を提出してしまったために敗訴したという自爆ともいえる民事訴訟であったのです。所長であるにもかかわらず、所属する弁護士の訴訟代理人を務める民事訴訟でこのような自爆が原因で敗訴してしまったことを説明した際の神原元弁護士の心境を推察すると、心から同情します。