何しろ横になりたがる父。体力の低下が心配です。
在宅介護Uターン 介護編:5
文字数:739文字 2分くらいで読めます。
最初はベッド脇にテーブルを置き、ベッドの上に座ってもらって食事をしようとしたのですが、食事の半ばで身体がぐらつき座っていられませんでした。
その時は、妹が隣に座り、わたしが逆サイドに回って肩を手で支えてしのぎましたが、このような体勢では落ち着いてご飯なんて食べられませんよね。
そこで、身体がすっぽりと収まるので車椅子に座ってもらうことにしました! これなら安定します。手すりもあるので横にもズレません。
ついでに台所で一緒に食事をするようにしてみました。
しかし、食べ終わるとなにしろ直ぐ横になりたがる。それはデイサービスの施設でも同じらしく、体力の低下が心配です。
そこで、片付けをしていた時に発見した昔のアルバムの数々を見せました。
これは成功! 三十分以上、座っていられました!
しかし、毎回通用するものではありません。残念ながら一回こっきりです。
新手の写真を見せたこともあったのですが、似たような写真ばかりで直ぐに飽きちゃってダメでした。
そして、初夏になりました。
父が飼育していた( 今は妹が世話をしている )スズムシの出番です♪
飼育ケースをもってきてフタを開けて見せました。
中には2、30匹のスズムシがおります。
父は目を細めて黙って見つめ、少しすると手を入れてちょっと触ったりしています。こちらも30分は時間が持ちました!
スズムシ作戦成功です!
それならばと夜にもスズムシ作戦を試みたのですが、ものの3分ほどで飽きたみたいで、「 もういいや 」と言ってベッドに戻りたがりました。
見ているだけではダメなんでしょうね。
世話といってもエサと水やりくらいですし、それをするのもアッという間に終わってしまいます。
また何か考えないといけませんね。
あ、そうそう。この日スズムシが初鳴きしました。
なんとも風流です。
あきろー
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