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藍羽放浪記 3ページ目

2024年3月12日

今日は大きな街の一角にあるこのレストランで日記を書くことにする。

街の名前は「eòlas」
調べてみたら元の世界のスコットランド・ゲール語で「知識」という意味の言葉らしい。読み方は分からん。なんでも「創作者の知識と夢が創り出した街」ということらしくて、物書きやイラストレーターが好きそうな「ファンタジー感」が街全体に現れている。
そのせいか、街ゆく人々は知ってる単語で言うなら「リザードマン」や「ケットシー」「オーガ」等の「亜人種」が目立つ。

もしかしたら、元の世界で生まれた「創作」がそのまま形になって闊歩しているのかもしれない。

こっちの世界を旅し始めてから自然に触れることの方が多かったけど、文明もしっかりと栄えているようでここは中世ヨーロッパ風の街並みって感じがする。

こちらの世界地図はまだ見た事ないけど色んな文明がごちゃ混ぜにあちらこちらにあるのは不思議に感じる。
ただ、不快ではない。目が慣れなくてとても楽しい。


そして、ひとつ懸念すべきことが出来た。
街を歩いていた時に聞こえてきた会話だ。



「異世界人がまたやって来て問題を起こしたらしい。」
「また?これだから夢だけ抱いて現実を見ない愚か者共は…」
「異世界人みんなが悪い訳では無いのはわかるが、ある程度こちらの常識を理解した上で行動して欲しいもんだ。」
「全くだな。もう異世界人は根絶やしにしてしまった方がいいんじゃないか?」
「おいおい。それは流石に過激すぎるだろ。…とも言ってられないようなことも起きてるからな…もしかしたら【監視者】が動くかもしれない。」
「だな。早くそうしてくれ。」


僕はあくまでこちらの世界では「ドール」という種族であるということになっているけど、異世界人である事が分かったら袋叩きにされたりするかもしれない。
ただでさえ素の力は皆無なのにそんなことされたらひとたまりも無い。

1度、恭赤に相談してみようか。



ともあれ、ここのスイーツはとても煌びやかで味もいい。また来たいな。


…こういう事を書くのも本当はまずいのだろうか?

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