藍羽放浪記・・・9ページ目【小説】
星の都、「アルカ・ナハト」にやってきた僕は町の広場にやってきた。
広場は環状になっていて中心には星が映し出された大きな噴水があり
その周りのベンチに多くの人が腰かけて談笑している。
噴水の周り、少し歩いて人や建物の様子を観察してみようか。
街ゆく人たちの服装は様々で、目に付くだけで
星の黒いローブに魔女帽子の男女。
ロングコートの怪しげな雰囲気の男性。
指にはめるには大きすぎる宝石の付いた指輪をつけた大きな木の杖を持った老父。
まるで中世の貴族のような赤を基調としたドレス