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私の愛-2話-

私「麗奈〜!やっぱ一緒に行こ!!」
麗奈「うん!」
麗奈は何も知らない。
けど、すぐに知ることになる。
麗奈の真面目な顔や困り顔・笑顔は見たことがあるけど、泣き顔や苦しんでいる顔・絶望に染まった顔は見たことがない。
私(どれだけ美しい表情をするだろう…)
想像しただけでニヤついてしまう。
教室に戻るとほとんどの生徒が登校していた。
二人の女子生徒と一人の男子生徒とその取り巻きが近づいてきて、麗奈にペットボトルの水をかけた。
女子生徒1「あ、ごっめーん❣️」
女子生徒2「佐波さんの机の上、ずいぶん綺麗な花があるわねぇw」
ザーザーとうるさい雨音にかき消されるほど小さな笑い声が聞こえて来た。
麗奈「…そうね。私が来た時は置いてなかったのにね。」
引き攣った笑顔の麗奈が少し低い声で言う。
男子生徒1「あ、そうそう。学校はカッターの刃だけ持ってくるのはダメなんだよぉ?もしかして、誰か刺したりしてぇwww」
男子生徒が大声で笑いながら麗奈を見る。
私もつられたように、どんな表情をしているのかワクワクしているのを隠しながら麗奈を見ると、麗奈は張り付いた笑顔を3人に向けていた。
すると男子生徒はチッと舌打ちをして、麗奈の顔をカッターで薄く切った。
女子生徒1「綺麗な顔ね❤️w」
男子生徒1「一部赤くてだろ?w俺天才かも〜www」
3人とその取り巻きは今度は聞こえる声で笑いながら麗奈を見ていた。
なぜか村松だけは私を見ているような気がしたけど、まぁそんなことはどうでもいい。
これで麗奈はいじめられ、私だけがそばにいる。
麗奈は傷つきやすいから、これでオとせるはず!
私(麗奈、味方は私だけだよ💕)

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