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旧岩崎邸庭園 東京旅行②

湯島天神から近いといことで旧岩崎邸庭園にも行きました。
旅行の何日か前、図書館で東京の町歩きの本を読んでいたのですが、その時に見つけて気になっていたんです!

西洋のミステリー小説やドラマ、枢やな先生の『黒執事』が好きで、またそれに由来して「執事っていいよねぇ」と日頃思っている私。

旧岩崎邸庭園は明治時代の中頃、三菱の3代目社長、岩崎久彌の本邸として置かれ、現在は広大な庭園と洋館、和館、撞球室という3つの建造物が残っています。
この内洋館と撞球室は鹿鳴館を建築したことでも知られるジョサイア・コンドルの設計なのだとか。


庭園から見た洋館の外観。クリーム色の外壁や柱と正面にある和を感じる石造りの置物(?)が印象的!

1階の廊下。日光の自然な明るさも相まって品のある落ち着いた雰囲気でした。
曇りの日だとアガサ・クリスティのような西洋ミステリーの世界観に浸ったりもできるのかな。ちょっぴり不安になりそうだけど行ってみたい!

1階のベランダと暖炉に使用されたイギリスのミントン社製のヴィクトリアンタイル。
初めて実物を見ることが出来ました〜!

館内ではフランスのバカラ社製である可能性が高い、とされている食器も展示されていました!
初めて聞いたので後で調べたのですがとても綺麗で…!

2階にある婦人客室とその先にある客室。ピンクの壁に水色の扉、その向こうには客室とベランダに通じる扉。
この2部屋の内装とっても可愛くないですか!?
庭園の一角に西洋風のガーデンテーブルのセットが2つか3つあったけど、雨天時にはこの客室でお茶会が開かれたりしたのかな🫧🫖

2階廊下にある窓。アンティーク調の窓と金具のデザインも、窓の向こうに屋根やベランダが見えるのも素敵!
執事の人が掃除の時などに開ける情景を想像して楽しんでいました笑

扉に嵌め込まれた綺麗なステンドグラス。
勝手口として使われていたのかな。細部までの拘りを感じられますね☘️

和館の内装。襖のデザインや天井から吊るされたレトロな灯りも印象的!

撞球室の内部。ビリヤードに興じる場として使われていたのは途中まで、これは当時こんな風に使われていたのだろうと再現したもの、みたいな説明書きがあった気がする。
ビリヤードと聞くと薄暗い室内で興じる大人達の姿を思い浮かべるけど、こういう緑に囲まれた空間で遊ぶのも楽しそう!
それとも当時はこういう環境が一般的だったりするのかな。


好きな世界観に浸りながら楽しく見学することが出来ました!
岩崎家の人々はこんな風に生活していたのかな、と妄想を膨らませるのもまた良かったです〜!
今度は見どころや他の見学者の方の感想なども踏まえた上でゆっくり見学したい!

和館ではお茶席が設けられていて、抹茶や上生菓子、小岩井農場のシュークリームやチーズケーキも楽しめるそう。
今回は入らなかったので次は絶対に…!折角だから抹茶と上生菓子のセットを頂きたいな。
けどシュークリームも捨て難い!
シュークリームは幕末から明治初期頃、日本に伝ったのだとか。広く親しまれるようになったのは明治末期だけれど、岩崎家の人々はそれよりも早く楽しんでいたんだろうな〜と考えると悩ましくって…!




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