6-注目記事2

【注目記事】普通のなんでもないブログ/2万字の本/パソコンも手書きも

土曜日は「注目記事とヒント」を書いています。Facebookでシェアした記事を取り上げて感想やコメントを書きます。

55 普通のなんでもない日記みたいなブログが読みたい

2回しか会っていないその人に対しそのように思ったのは、間違いなくその人のブログを読んでいたからだと思う。その人のブログは、営業のためのブログでもなんでもなく、セルフブランディングもしておらず、飾り気がなく淡々としていた。もちろん顧客である私に向かって書かれたものでもない。こんな風に長きに渡って書かれた文章というのは、間違いなくその人の人間性を表す。文章は怖い。継続的に書く文章で、普通の人が自分を偽る嘘をつくのはとても難しい。
https://note.mu/etomiho/n/n14c5c3881cd0

そういえば「普通のなんでもないブログ」があまり目にしなくなったような気がする。実際そういうブログが少なくなっているのか、それとも自分のネットサーフィンの嗜好が変わったのかはよく分からない。けれども、ブロガーと呼ばれる書き手が、それぞれに趣向を凝らし、自分のブログをブランディングしていこうという傾向は一貫して強くなっていったのではないだろうか。だから逆に「普通のブログ」が書きにくい時代になっているのだろう。

思えば、あまり神経質にならずに書きたいことを好きに書いていい時代が確かにあった。書くことを楽しんで、好き勝手書いてよかったその時代に、今では感謝したい。それは確実に書くことのトレーニングになっていた。そのトレーニングの中で自分の土台を作っていったような気がする。だから今も残っている私のブログは、墓標のようなものだ。ブログを書くまでのプロセスですでに全ては報われていた。文章はそのしるしに過ぎない。

56 短い本というのも、成立するはず

cakesをはじめるときに、記事の長さを決めました。「3分で読める」というのを基準にしています。文字量にすると、2000字から4000字くらいです。それを連ねると連載になるのですが、8回セットにしてワンクールとしています。この量で、だいたいのことは、ひととおり語れます。
https://note.mu/sadaaki/n/nd530c6e002f6

2000字x8セットで16,000字。4000字x8セットだと32,000字になります。この中間だと2万字くらいですね。確かにこれくらいだと、書く方も気軽に書けるし、読む方も気軽に読めるような気がします。

今年出版した『幸せな劣等感』(小学館新書, 2017)では、かなり「書き尽くした」という感じがしています。書いた字数を調べて見ると、大体8万字くらい書いていますね。これくらい書くと「書き尽くした」感が出てくるのかもしれません。

8万字という分量だと、新書とはいえ重く感じるのが今のネット時代なのでしょう。ビデオでも、ウェブ上の文章でも「1分」でわかるかどうかというところが分かれ目だとすれば、2万字の本というスタイルは時代に合っているかもしれません。

57 パソコンでノートを取るか、手書きで取るか

一方、手書きでノートを取る学生は授業に置いていかれないように話の内容を処理して要約する必要がある。ノートパソコンを使った学生のノートは、講義の要約というよりは講義録だった。手書きの学生のノートは簡潔だったが、講義で話された重要な事項はちゃんと含まれていた。
http://toyokeizai.net/articles/-/200256

私の場合、ノートは手書きで取ることもありますし、MacBookあるいはキーボード付きのiPad Proで取ることもあります。最近は、またEvernoteに戻ってきていますので、Evernoteにノートを取ることが増えています。

パソコンでノートを取るときのもどかしさは、図を描きたいときです。そんなときは、がまんしないで紙に手書きで図を描けばいいだけです。ホワイトボードがあればそこに描いたりもします。そしてそれを写真に撮って、Evernoteに貼り付けておけばOKです。

というわけで、パソコンか手書きかという二者択一ではなくて、「パソコンも手書きも」というのが我が道です。

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