7-お題

【お題拝借】思考の方法と、その生産性を高めるにはどうすれば良いか。

日曜日は皆様からの質問やテーマをいただいて「お題拝借」で書いています。

今回は「思考法」についてのお題をいただいています。

向後先生には、ずっとインスパイアしていただいています。ありがとうございます。今回の話題にどう関連するかはわかりませんが、思考のまとめ方についてお伺いしたいと思います。一口に思考といっても、ひらめきレベルの点的(≒一次元)なものから、点を構造化した立体的(≒三次元以上)なものまで、様々です。思考の順序も、ひらめきを集めたり、煮詰めたりしながら拡げていく方法もあれば、課題からスタートして、いうなればマインドマップ的にトップダウンに拡げていく方法もあると思います。私自身は、そのような思考法はあまり意識せず、とにかくどこかにたどり着く(取り敢えずの答えを得る)ことに必死で、そこどまりなのですが、思考の方法論なるものがあり、思考のテーマによって適したやり方があるのだとすれば、それに沿った方が生産性が高いのだろうと、ぼんやり想定しています。先生の思考法について、単発でもシリーズでも構いませんので、お教えいただければ有難く存じます。Aniki

質問、ありがとうございます。

まず、思考法には、拡散的なものと収束的なものの2種類があります。下の図は私が「スタディスキル」の授業で使っているものです。

拡散的な方法(左)は、1つのテーマから出発して、関連するアイデアを次々と広げていく方法です。マインドマップはこの代表的なものです。他にはマンダラート(マンダラチャート)というのも面白いです。一方、収束的な方法(右)は、手元にある様々な生データをまとめて概念化していくものです。KJ法はこの代表的なものです。

以上の思考法は基本的なものであり、学ぶ価値があるものです。しかし、現実はこんなふうにスッキリとはいかないと思っています。下のスキャンは、私がこの文章を書く前にメモ書きしたものです。

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