Superflyの
「愛をこめて花束を」って有名な曲、
その中の歌詞で

♪キレイな〜ものは 遠くに
あるからキレイなの〜

ってところがあります。

ここ、私の脳内でよく再生されるんです。


まさに、何かに憧れたり、羨んだり、
理想を追い求めすぎそうになった時なんかに。

 ♪キレイなものは
遠くにあるからキレイなの〜


キレイに見えてるだろうけど、
それは遠くにあるからよ。
遠いほど、よく見えないから
キレイに見えてるだけよ。と。

もう1人の自分が歌って言い聞かせてくる。


たとえば
超憧れの芸能人がいたって、
いざ近くでお会いしたら
受けつけない香水臭するかもしれないし。

最高におしゃれに見えるお洋服も、
手に取ってよく見たら毛玉ついてるかも。


だからね、

素敵にしか見えてない時は、
ほんとのその人は見えてない時。

なんじゃないかなと…思うわけなのです。

100点満点の人なんか、人じゃない。

夫のことをベタ褒めしかしない人より、

「こういうとこあるのよー」と
ダメなとこも笑って話せてる人の方が

全部ひっくるめての愛が見えて、
いいご夫婦に感じたりして。

かわいすぎるワンコやニャンコだって、
飼い主さんがきれいに切り取った部分を
動画や写真でUPしてくれてるだけで、

本当は生き物として汚いもの出すし、
ものすごい臭い放つときだってあるものでね。
飼い主さんが愛をもってお世話してくれてるから
私たちは汚れず見られてる。

キレイなものは、遠くにあるからキレイなの。

だから追いかけたくなっちゃうんだけどね。
それで捕まえられなくて、
結果あきらめざるをえない日が来ても

多分いずれの未来で

「あれ、なんでそんなに良く見えてたんだろ」

と首かしげる日は来る。

少なくとも私は、
婚活中に
妙に必死に追いかけてしまった人のことを
そうふと思い出して

あのまま捕まえられなくてよかった…
と今冷静に思っています（苦笑）

実際のところね、

人間らしい70点くらいの人といると、
自分も70点くらいでいられるから、
ほどよく楽だし、怠けすぎもしなくて

結果的に一番長く、一緒にいられるのかも
しれませぬ。

少しの汚れが気を楽にしてくれること、
あるよね。