【SI接頭語】「ギガフレア」は「メガフレア」の何倍強い?

今日の朝の出来事。
AWSの「Cloudwatch」にログ出力されていたとあるクエリに関して、若い子から質問を受けました。そこには、こんな風に書かれていました。

<selet * ・・・クエリが長々と。> duration 1323 ms

若い子「これって、どれくらい時間かかってるってことなんですかね・・?」

一瞬、「ん?(書いてあるじゃん・・)」って思ったんですが、すぐに
「ああきっと「ms」っていう単位がよくわかっていないからなんだな」と悟り、「1000msで1秒だから、大体1.3秒くらいだね! m とか k とかよく出てくるから覚えておくといいかも!」と答えました。

なので、改めてここで整理。

m(ミリ)
・・・1,000分の1(せんぶんのいち)という意味があります。

μ(マイクロ)
・・・1,000,000分の1(ひゃくまんぶんのいち)という意味があります。

n(ナノ)
・・・1,000,000,000分の1(じゅうおくぶんのいち)という意味があります。

小さい数に関してはここまで知っていれば大丈夫かと!

だから、
123,456 ms と書いてあれば、大体123秒(2分ちょい)ですね。
この考え方が、冒頭の若い子の質問の答えになります。

ちなみに大きな数字であれば・・

k(キロ)
・・・1,000倍(せんばい)という意味があります。
M(メガ)
・・・1,000,000倍(ひゃくまんばい)という意味があります。
G(ギガ)
・・・1,000,000,000(じゅうおくばい)という意味があります。
T(テラ)
・・・1,000,000,000,000(いっちょうばい)という意味があります。
P(ペタ)
・・・1,000,000,000,000,000 (せんちょうばい)という意味があります。

FF7の「バハムート」が使う「メガフレア」は、100万倍のフレアということであり、「バハムート改」が使う、「ギガフレア」は10億倍のフレアということであり、「バハムート零式」が使う「テラフレア」は1兆倍のフレアということです。
そして、タイトルにあった「ギガフレア」は「メガフレア」の何倍強い?ですが、1000倍強いということになります。まあゲーム上、実際のダメージは大して変わらないですけどね(笑)それくらいすごいよ~という命名です。
いずれにせよ、ゲームをやっていた方は当たり前に知っている内容かもしれません。

ちなみに、こういう基礎とする単位の何倍か、何分の一かを示す接頭語のことを「SI接頭語」と呼ぶようです。

基礎とする単位として「国際単位系(SI)」というものが決められていて、
その基準の何倍か、何分の一かを、SI接頭語によって決めています。
例えば長さのSIは「1m(1メートル)」です。

こうしてみると、
「1km(キロメートル)」という表現も、じわじわ感じるものがりますね。
また「1㎜(ミリメートル)」という表現も、日常的には1cmの10分の1(10ミリで1センチ)という感覚が強いかもしれませんが、実は1メートルの1000分の1という意味合いが強いことがわかります。
ちなみに、c(センチ)もSI接頭語であり、100分の1という意味があります。
長さのSIはメートルなので、「1cm」 という書き方は、1メートルの100分の1という意味になります。基準が1センチではなく、1メートルであることがポイントですね。

こんな質問を投げかけてくれた若者に感謝でございます。
ありがとう!

読んで下さってありがとうございました。

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