自分メモ(会話)

２－３

有村
明智
神田

「２年で１番頭いい人知ってる人！」
「しらない」
「あれじゃん、テストのあと貼り出されるじゃん廊下に」

「それは知ってる……なが……なんとかさん」
「毎回１位の人でしょ」
「何？好きなの？」

「顔が見たい……」
「女子？」
「男子だろ、なんかあの、めがねの」

「めがねの男子何人いると思ってんの」
「めがねかけてる人ってなんで頭いいの？」
「偏見だそれは」

「ながなんとかさん探してきてよ」
「おれ顔知らないよ」
「なんかいつもうるさい男子と一緒にいたような」

「なんで頭いいのにうるさいともだちいるの」
「うるさいってなに？不良？」
「不良ではないと思うけどほら……茶髪の……」

「茶髪って不良じゃないの」
「たばことか吸ってる人種？」
「いや知らないけど……タイプが正反対だから目立つんだよ」

「どこのクラス……」
「有村さんどうしたの？知りたがり？」
「気になるんだったら見てこいよ」

「毎回学年トップってちょっと怖くない……」
「しょうがないよめがねだから」
「べつにめがね＝秀才じゃねえから……」

「あ、名前、ながのがわ……」
「ながのがわ！？かっこいい」
「『 ながのがわ ゆき』だろ」

「ゆき？男なのに？」
「あ、おれ、茶髪の男子が『ゆきちゃん』て騒いでるの聞いたことある」
「親医者らしいよ」

「えっまじで？ていうかなんで神田はそんな色々知ってるの」
「ストーカー？」
「明智黙って」

２－１

高明
雪

「ゆきちゃあん」
「何」

「おれって不良に見える？」
「見える」

「たばこ吸ってそう？」
「頑張れば」

「めがねの人ってみんな頭いいの？」
「人による」

「ゆきちゃあん」
「何だよ」

「あんまり目立たないでおくれ」
「どちらかと言うとお前の方が目立ってるよ」

「そお？」
「そお」

「おれ結構モテるんだよ」
「そう」

「やじゃないの」
「別に」

「おれはゆきちゃんがモテたらやだなあ」
「大丈夫だよモテないから」

「ほんと？」
「ほんと」

「ゆきちゃあん」
「なんですか」

「すきだよ」
「知ってる」

３人の会話って難しいなあ
好きな人の話題って聞いちゃうよね
どこで聞いてたんだろうか……