ゲートキーパー 自殺予防
みなさん、こんにちは。
寒かったり、
暑かったり、
変わりやすいお天気が続いていますね。
今月は、
自殺予防(ゲートキーパー)講習を
3カ所で実施しました。
労働分野、
美容分野、
教育分野
と異なる職場環境でした。
それでも共通していたのは、
①皆さん多忙で
②職務や負担を抱え込みやすい環境
であることでした。
参加者の皆様、
年始の忙しい時期でありながらも、
講習に積極的にご参加いただき、
ありがとうございました。
講習に行くたび、
ゲートキーパーの認知度は、
まだまだだなぁと痛感します。
教育分野の方々は、
参加者の半数以上が、
ゲートキーパーを知っていると
手を挙げていました。
他の分野の方々は、
ゲートキーパーを知っていると
手を挙げたのは、
約50人のうち1~3名位でした。
さてさて…。
みなさんは、
ゲートキーパーって、
知っていますか?
厚生労働省の定義では、以下のように定められています。
「ゲートキーパーとは、
自殺の危険を示すサインに気づき、
適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、
話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)
を図ることができる人のことで、
言わば「命の門番」とも位置付けられる人のことです」
自殺予防促進のため、
導入された概念なのですが、
ゲートキーパーという言葉は
なかなか広まっていません。
なぜでしょうか?
広報が足りていないから?
覚えやすいキャッチフレーズがないから?
具体的に何をしたらいいのかわからない?
・・・要因は、複数あるかもしれません。
私は講習の中で、
「大切な人のこころを支える人、
それが ゲートキーパーです」
と、お伝えしています。
そして、
ゲートキーパーの4つの役割
(大切な人のこころ支えるための4つのこと)
①気づき
②声かけ
③傾聴
④つなぎ・見守り
を繰り返し伝えています。
大切な人が、
「いつもと違うな?」
「なんか元気なさそうだな」
と気づいたら・・・
「今朝は寒かったね」とか、
「コーヒー、一緒に飲む?」とか、
あなたのいつもの自然な言葉で
声かけをしてみては?
とお伝えしています。
大切な人のこころを支えるために、
ご自身のこころをすり減らしてしまっている人も
多いように感じます。
大切なあなたの、
大切な私のこころを支えるために。
ゲートキーパー講習を通して、
ご自身のストレスケアにも、
気持ちを向けていただけるといいなと思っています。
(20200121記載)
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