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#60 ECではなくこの人から買いたい~サッカーシューズを求めて~(2024/03/29)

もっとサッカーがうまくなりたい。
そう思っている私にサッカーチームの仲間が「いいシューズ履けばうまくなるよ」と、ハイエンドモデルのサッカーシューズの違いを熱弁してくれました。

いいシューズを求めて行ったスポーツショップで、素晴らしい店員さんに出会い、ECでは得られない価値を提供いただけたという話です。

〇店舗に訪れた理由

サッカーシューズはある意味消耗品で、穴が開いたり靴の裏のスタッドという凸凹が削れてくると買い換えます。
学生時代は、次はどんなシューズを買おうかとワクワクしながらスポーツショップへ行っていたのを思い出します。

社会人になってからは足にフィットする手頃な価格のシューズを履いており、買い換えの時期になると同じモデルのシューズをAmazonでポチっていました。

今回の狙いは、普段履いているシューズでなくハイエンドモデルです。
ネットで色々と調べてみるのですが、商品の数が多すぎるし商品情報から何がどう良いのか全然わかりません。

天然皮革を採用したフィット感のある軽量化されたシューズが欲しいのですが、選べる気がせず、サッカーショップへ伺いました。

〇なぜサッカーシューズはECで選ぶのが難しいのか

最近はECでほとんどのモノを買ってしまいます。
ハイエンドな商品でも、PCやスマホ、調理器具などは、商品の詳細なスペックやレビュー、ストーリーに関する情報が調べられます。

服や靴、サンダルなどフィッティングを試したい商品でも、Amazonで複数パターンを送ってもらい試着・返品が出来るようになっています。

サッカーシューズはそもそもメーカーの商品説明が不十分で、スペックがわかっても微妙な履き心地の違いなどはわからないため、試着のための数足に絞り込むのも困難だったりします。

また、普段履きのシューズは少しくらいフィット感が合わなくてもそこまで気になりません。調理器具なども自分が器具に合わせて使っていくことができます。
サッカーシューズは少しのフィット感の違いが致命的です。選択に妥協が許されないため、しっかり吟味しないと買いにくい側面があります。

〇満足させてくれた店員さん

私が伺ったスポーツショップの店員さんは、サンドイッチマンの伊達さんに似ており、怖くて話かけにくかったのですが、非常に丁寧に接客いただけました。

自分の希望をお伝えすると、おすすめのシューズをいくつか紹介いただけました。
それぞれのシューズの違いは何か、商品説明の「天然皮革」はカンガルーレザーであることや、メーカーが名付けた「マイクロタフタ」といった用語がどういう特性なのかなど、専門的な情報もわかりやすく教えていただけました。

最近は世界的に動物愛護への考え方が浸透しており、サッカーシューズに使われる動物の革の利用の制限がかかっていること(沢山使うほど関税がかかるとか)、各メーカーの商品戦略の話も織り交ぜて、今存在する商品全体の傾向から、私の足の形に合うシューズのラインナップなど、構造的な情報を与えていただくことで、納得してシューズを選ぶことが出来ました。

〇終わりに

伊達さん似の店員さんから教えていただいた情報は頑張ればネットから探すことが出来るのかもしれません。
しかし、これだけ解像度の高い情報をぎゅっと圧縮して納得感のある濃密な内容として紹介いただけたことはECでは体験できない価値だなと思いました。

はじめて伺ったスポーツショップだったのですが、素晴らしい店員さんに巡り合えてラッキーでした。

解像度の高い知識を肌触り感をもって、的確なシーンで出し入れして意思決定を促す能力はプロジェクトの成功にもつながる重要な能力だなと、非常にいい学びにもなりました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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