ビジネス力において、英語力における「単語力」と同じものは何か?

よく英語力は最終的には「単語」をたくさん覚えていないと、頭打ちになるみたいな話を聞くじゃないですか。

いや、すいません、お前が英語語るな、しゃべれないどころか中学英語も怪しいじゃん、やーいやーいというヤジが飛び交ってるのはわかってるんですが、とりあえず無視して進みますw

ビジネスにおいても

物事の道理をわきまえているし、創造的で情熱的、アカデミックな経営知識にも長じている、、、、のにビジネスが下手、面白い事考えてるし、頭が悪いわけじゃないんだけれど、結論まで聞くと「そりゃないわ」と思うようなビジネスの企画を考えたりしてる人がいて、一体何がそうさせるのかなとずっと考えていました。

そういう人ってビジネス的にちゃんとした枠組みを与えられて、その中で「面白い取組み」をするとスゴく生きるんです。だけど自分でその枠組みを作り出すと、なんでこんな賢い人が????と思う様なトンデモ発想、トンデモ発言が飛び出す事がある。

ビジネスにも、きっと英語力の基礎が「単語力」であるように、地道に暗記する以外に力の付けようがない基礎力みたいなものがあるんじゃないかと思いはじめたわけです。

で、僕がすごいなーと思う経営者に共通することって何かな?、逆に頭がキレるのはわかるんだけれど、いまいちだなと思ってしまう時ってどんな時かなと考えてみたんですね。

そこで思い当たったのが「ものの値段を知ってるか」でした。(あくまで僕の個人的な意見ですよ)僕にとってビジネスにおける「単語力」は「ものの値段」をどのくらい覚えてるかってことかなと。

経営ってのは基本的に実現したい企てを「買う」力で実現していくことだと思っています。なのであらゆるモノの値段、様々な仕事の人の工賃、あるいはそれに付随してある取り組みにどのくらいの工数がかかるのかそういうことをどのくらい正確に知ってるか、端的に言えば相場観があるかということが大事なわけです。

例えば新規事業を立ち上げようと思う場合、目標設定と戦略構想を終えれば、あと経営者がやることはリソースの調達です。これはまさに買い物です。

*いくらの資本コストで運転資金を買うか

*いくらの報酬で必要な人材を買うか

*いくらのマーケティングコストで需要を買うか

*いくらのシステム投資で営業利益を買うか

などなどetc

というか中には目標設定や戦略構想さえ戦略コンサルみたいなのを入れて「買う」経営者だっていて、そういう人でもうまくやってる人はいるわけです。

だから、経営者が事業を立ち上げる為にすることは、すべて「買い物」です。なので上手に買い物できなければそもそもスタート地点に立つことができないわけです。

よくいる戦略構想までは素晴らしいのに、実現へのステップを踏み始めるとイマイチな感じになる人は、買い物が苦手なんじゃないかと思うんですね。

ビジネスのセオリー、英語で言うと「文法」には通じてると。だけどものの値段を知ってるという「単語」力がないから結局成果が出せないというような感じかなと。

上手に買い物をする為にはとにかく「適正価格」を知ってることです。これは値下げさせる交渉力が強いということとは全く違います。「適正価格」を知らないでただ乱暴に交渉する人は、短期的に利益を確保できるかもしれませんが、長期的には取引先からの信頼や敬意を得られず、支配力が弱まればすぐに切り捨てられてしまいます。

取引先が「こいつは油断ならないな」「でもすごいな」と敬意を払う買い手は常に「適正価格」を指値で言える相手です。これができれば別に強面の交渉力など必要ありません。なので「ものの値段を知ってる」ことはとても大事です。

そしてどのくらいあらゆる分野のものの値段、相場を頭に入れられてるかはすごく大事だと思っていて、本で読んでたまたま出てきた、とある会社のお給料の金額とか、どこどこ会社の利益率だとか、とある事業の売上規模と借り入れのバランスみたいなことはその都度どんどん暗記しています。また工場見学などに行っても、置いてある機械の値段や、その機械に何人くらいの人が関わって働いているか、どのくらいの売上を上げているのかなどをしつこく聞いて暗記しています。

不動産屋の前を通る時はいろんな街のオフィスの坪単価を覚えるようにしてますし、リノベの工事をするようになってからは建築家や大工さんに材料の値段や工賃の考え方を教わって例えば電材一つ、ステンスレの板一枚がどのくらいの値段なのかを暗記してます。

食品の製造業もやっているので、生鮮食品の値段、加工機械の値段、工賃、いろいろな業態ごとの原価率など細かい数字もどんどん覚えていきます。

あとなかなか機会がないですが、それを許す空気(滅多にない!)があってチャンスがあれば、いろんな仕事の人にぶっちゃけ年収ってどのくらいですか?と聞いてはそれを覚えていってます。

とにかく関係ありそうなものも、なさそうなものも、値段が付くものにはなんでも関心を持って、知る機会があったものの値段はどんどん覚えるようにしています。

経営者を志す人がいればいろんなセオリー的知識(文法)も大事なんですけれど、あまねく世界に存在するものの値段(単語)を少しでも多く知っている事も欠かせないし、こちらの方が一朝一夕に頭に入らないのでコツコツ日々の中でしらないものの値段が出てきたら、すぐ調べて覚えていったら良いのではないかと思うんですよね。

僕もまだまだ世界の中にいくらかわからないものだらけなので、仕事をしてる限りは「それはいくらなのか?」に興味を持って、どんどん覚えていきたいなと思っています。




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青木耕平

刺さったノートたち

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コメント3件

勉強になりました!
この話、かなりすごい話ですよね。青木さん、ありがとうございます。
加藤さん こちらこそ面白がってもらえて嬉しいですーw
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