キュビスム革命(レボリューショオオオン)!!
こんにちはアート王子です。
今日は京都市京セラ美術館で開催中の「パリ ポンピドゥセンター キュビスム展 美の革命」についてご紹介します。
※タイトルは
あれ?開催前はタイトルが『ギュビスムレボリューション』じゃなかったっけ?あれ好きだったのになぁーと思ったのでつけました。ジョジョぽいでしょ
開催概要
展示構成
どんな展示?
3/24(日)キュビスム展に行って来ましたー!
パリ ポンピドゥセンターの所蔵作品を中心に国内の所蔵作品と合わせて「キュビスム」作品を展示しています。
超有名な「パブロピカソ」「ジョルジュブラック」が生んだ「キュビスム」は「キューブ(立方体)」が由来で、遠近法や陰影法を無視し、あらゆる角度から見たものを絵にするという、何度聞いても理解できない、とてもアートな作品が僕は大好きです。
感想
「リアリティ」も好きですが、「アートぽい不思議な空間」のような絵も好きで、まさにピカソやブラックの絵が好きです。
肉眼な映像で見る景色や物を写実的に表すのは画家の一つの才能だとは思いますが、「私はこう見た」と主張出来る、ピカソでいう「ピカソっぽい絵」が好きです。元々メッセージ性やトリックを仕込んだ、考えなければいけない絵が好きなのですが、AIの台頭によって、カメラが出て来た時以上に写実的な絵の価値が落ちているような気がして(既にその写実的な絵にも一貫した味がある作家は別として)、人間のエゴが乗った絵は価値があると個人的にはおもいます。
「ピカソっぽい絵」はもしかしたらもう既にAIの得意分野かもしれませんが、現役の作家で「俺は景色をこう見る、こう表現する」という絵に最も価値が生まれる気がします。
今回の展覧会はリアリティのある写実的な絵はなく、全て抽象的な様な、不思議な世界の絵ばっかりで個人的には楽しかったです。
京都市京セラ美術館の展示スペースを大幅に使った、構成になっていて、分けられた章もかなり多いです。
超巨大な絵も展示されていて、すごくチケット代に見合った見ごたえのある展示だと思いました!
京都市京セラ美術館での展示は先日始まったばかりですが、混雑しているわけでもなくすごく見やすかったです!
公式図録
深掘り感想
ここからは僕の性癖の詰まった内容になりますので興味のある方だけ読み進めてください。笑
東京、ブルターニュ展で見たやつ!
昨年、2023年の3月に東京・国立西洋美術館で開催された「憧憬の地 ブルターニュ
―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」を見に行きまして、その時にメインビジュアルになっていたゴーギャンの絵がありました!こんなすぐにまた会えるなんて…!
じゅ、呪物!
無数の釘が刺さっている!怖い!
と一瞬思いましたが、呪物好きの僕は段々とテンションが上がっていきましたー
呪い(のろい)とも呪い(まじない)とも呼べますので、藁人形に五寸釘を打つ「のろい」やダルマに目を入れる「まじない」も一緒の意味だと僕は捉えています。
どちらにせよ、人間の想いが込められていますので、それによって何か不可解なこと(成功も含め)が起きるのも面白いですよね。
キュビスムはキューブ(立体、3次元)から来てますので、像を参考にするのも納得です。
ジョルジュブラック
出た!ブラック作品!めちゃくちゃいいですねー!しなやかな女性の身体をポリゴンぽく描く。めちゃくちゃいい!
マリーローランサン
マリーローランサンも一目で分かる画風ですねー!さすがパリの本場にいた画家。
どの辺がキュビスムなのか分かりませんが(笑)、マリーローランサンが描く犬はどれも特徴的ですね。
真骨頂、ピカソのキュビスム
これこそ、ピカソのキュビスム!っていうような絵を前にしてめちゃくちゃテンションが上がりました!女性の丸みが皆無なのがめちゃくちゃいいです!
バカデケェ絵
縦206cm×横406cm
2メートル×4メートルのこのバカデケェ絵をフランスからどうやって持ってきたんだよ!って感想しかなかったのですが、めちゃくちゃデカいです。今回のメインビジュアルにもなってます。てか、どうやって描いたん。
シャガールが良すぎだ
新発見!シャガールの絵が良すぎました。
まさにキュビスムというようなカクカクした絵とリアリティ。めちゃくちゃええやん。
大阪人大好き、モディリアーニ
大阪人大好きモディリアーニ(勝手にそう思ってる)もありましたー!赤がめっちゃ映える。
※大阪中之島美術館の目玉「髪をほどいた横たわる裸婦」
まとめ
めちゃくちゃ有名作家の詰め合わせで最高でした!
章立ても14章とめちゃくちゃ多い!
部屋数もかなりの数でした。3月20日〜7月7日というかなり長い期間での開催なので、すごい気合いの入りようだと思います。
ぜひご覧ください!
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