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金沢での夜の過ごし方。

 加賀から金沢までは、1時間弱のドライブ。まずは、今日の宿「HATCHi」にチェックイン。きっと、宿に戻って来るのはきっと夜中だと思うからね。色んな人から聞いていたから、行きたいお店や場所はたくさんあったけれど、ここは金沢が地元のまいこちゃんにに任せることに。

 HATCHiから歩いて15分くらいの、「風和利 FUWARI」という地元常連客も多く訪れる居酒屋で今日は晩ご飯。まいこちゃんも金沢にいた頃よく通っていたらしい。当日の予約だったけれど、1時間半くらいだったらカウンターが空いてるということで、平日だったこともあって運良く予約を取る事が出来た。(どんどんとお客さんがやってきてお待ちが出来るので、予約するのが絶対におすすめ)

 出て来る料理も日本酒も、全てほっぺたが落ちる程美味しい。特に、みょうがを焼いて鰹節かけたやつ(料理名忘れてしまった)と、うなぎの白焼きが絶品。地元が名古屋だし、鰻は蒲焼きに限ると思ってたけど、ふわふわの白焼きがあんなにも美味しいと思わなかったなぁ。もちろん、日本海のお刺身も美味しく頂いた。

 海が近くて魚が美味しい場所には、必ずと言って良い程に回転寿司でずば抜けてコストパフォーマンスの高いお店がある。この「もりもり寿司」がそうだ。うにいくら軍艦が美味しすぎて二皿食べたけど、次金沢に行くときはここでお腹いっぱい食べたい。

 ご飯を食べた後は、「セコリ荘 金沢」へ。営業日では無かったのだけれど、まいこはんのおかげで運良く開けてもらえた。(感謝感激雨霰です)ここは、東京から金沢に移住した下山くんが、金沢のものづくりの今が知れる場所を目指して運営している。元々アパレル業界に従事していたということもあり、近くの服飾の専門学校の生徒にも良い影響を与えているそう。

 一緒に訪れた僕以外の二人と下山くんが1988年生まれの同世代だったこともあり、なんだか皆して白熱した談義を始めるものだから(真剣◯代しゃべりば的な)、彼らの仕事(ここでは生業というべきか)に対しての考え方や、これからの動き方みたいなことを、30歳を過ぎたおじさんは微笑ましくも焦りを感じながら聞いていた。
 下の世代がそこまで迫っているんだな、うかうかしてられないんだな、と改めて感じた。

 金沢と言えばヤッホー茶漬け。今まで何度も金沢に来る機会があったのに食べ損ねていたので、今回こそはと意気勇んで行ってみると準備中。臨時休業だったよう。予定を変更して、ヤッホー茶漬けの「志な野」から程近い「倫敦屋酒場(ロンドンヤバー)」まで歩いて、お酒を飲みながら話でも。

 バーなんて名前の付く店に行くことなんてほとんど無いから、何を頼んで良いか分からず、結局バランタインのシングルロックに落ち着く。まいこはんが大絶賛するティラミスを食べながら(これがすごい美味しい、思わずもう一個頼もうかと思った)、ここでもこれから先の未来の話(をしたと思う)。
 今のままのやり方でいいのか、こうしていきたいっていう方向性はあっても、それを可能にするためにはどうすれば良いのか、30歳になって考えることがやはり多くなったように感じる。

 HATCHiに戻ったのは、深夜2時を過ぎていたっけ。次の日も朝から行動予定だったけれど、HATCHiの地下の静かなダイニングテーブルでキーボードを鳴らしながら少しだけ仕事。

 そのあと僕が、ベッドに潜り込んだのは3時半を過ぎたところだった。

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