人前で話すのが苦手な私がピッチイベントに出た後に感じたこと

ウソだ!、と思われるかもしれませんが本当です。

私、人前で話すの苦手でピッチイベントの案内をいくつかもらっていましたが日本政策公庫からの依頼以外は全て断ってきました。




人前で話すのは苦手でも恥ずかしくもなく、


結局、怖かったんですよ。

計画対比実績で満足いっていない現状の自分をごまかすんじゃないか

同じ時期や後から始めた人に抜かされている自分の惨めさを感じるんじゃないんか

だから、「いやー、今回はいいっす」と言って今まで断っていました。

あと、「俺、急成長目指すスタートアップ。お前、うだつが上がらないスモール」みたいにマウント取ってこられるのがウザいのでピッチ的なものから遠ざかって自分を守ろうとしていました。


転機はナミエシンカプログラム


友人の紹介で、昨年の秋頃に住友商事さんの運営しているコワーキングスペースのメンバーになりました。

そこで、ナミエシンカのShinme Programなるものを知ります。

このプログラムには2回のピッチイベントと中間報告会がありますが、新しいことに取り組もうと思っていた時期だったので、この時は迷わずに申し込みました。

「事業をやってきた中で、〇〇の課題に直面して、新しいことやって世の中が〇〇になってほしい」の一言しかハッキリしておらず、事業の解像度はほぼ無いに等しかったです。

そのため、選抜された後に、「何を話そうか・・・」と焦ったのを今でも覚えています。


ピッチイベントで放ったきしみ音


1回目のピッチ、2回目のピッチ、話すことは大きく異なっていました。

2回目は完成度が上がるだろうと思われがちですが、私の中でも1回目以上に解像度を上げられていないなーと思っていました。ただ、一旦これで発信してみようと決め、穴だらけの資料を提出し、ピッチイベントに臨みました。



結果、大成功でした。

聴衆のほぼ全員から
「なんで〇〇すると〇〇になると言えるの?」「〇〇の印象が持てない」
と現場での感覚に基づいた鋭い質問をもらいました。

私の回答はどれも赤点レベルだったかもしれません(笑)


ただ、イベント後の立ち話で似たようなモノの導入事例や過去の失敗事例などを具体的に教えてくださり、どのよう変えていけば実現可能性が高まるかにまで言及してくださった方もいました。

また、次に繋がるような出会いも数多くありました。



アメリカ英語に、

The squeaky wheel gets the grease(きしむ車輪は油を差される)

ということわざがあります。


車輪をきしませないと、油はさされない

ましてや機関車も車両も動かない。


ステージが変わっていけば、人前で話す恐怖の性質も変わってくる


その度に怖い!と言ってビビるけど、


きしみ音を出し続けていきましょう!



※ 追伸 ※
ナミエシンカ Shinme Programを運営している住友商事の皆さま、CCCの皆さな、メンターの中井さん、そして浪江町役場や住民の皆さま、この度は貴重な機会を提供してくださり誠にありがとうございました。頂いた御恩に報いていけるよう精進して参ります!



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