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2022年始動・ファイブセンス

 創業から9回目のお正月を迎える事ができました。7月決算なので期初ではないのですが、お正月はやはり特別。公私の一年をどう過ごしたいのかを必ず考えるタイミング。年始は必ず氏神様へ家族で、仕事始めは難波神社、十日戎は服部天神宮へのお参りから始まります。さあ2022年の開幕です。

そんな開幕早々ありがたいことに、リクルートさんから、2021年GOOD AGENT AWARD特別賞を表彰いただきました。

『GOOD AGENT AWARD 2021
@グラントウキョウサウスタワー42階
😳
山ではない標高の高いところに久々に登りました。
熊も蜂もおらん笑』

すっかりオンラインが日常になり、こんな事でもないと来ることがなくなった東京。何年ぶりかわからないくらいお久しぶりのサウス。といいながら13年のリクルート人生、サウス勤務は一度も経験がありません。私のホームグラウンドはミナミ座裏の雑居ビル、大阪サウスです🤙

6度目のAWARD。ありがたい事です。受賞も嬉しいのですが、東京で開催されるAWARDに参加させて頂く機会が自分にはとても有難いのです。自分の仕事の1年を振り返り、また他のエージェントさんの素晴らしい仕事をLIVEで聞く事で刺激をもらう機会になっていて。「うわーええ仕事しとる!負けてられへんなー」って。大阪で日々1人で仕事をしているから、ほんと貴重。テレワーク・オフィスに籠りっきりはダメだなと。外へ外へいかないと。開幕早々刺激をもらいまくって、1月始動できた事にまず感謝です。

クリスタルトロフィーと賞状とお花

AWARDの基調講演の中で印象に残った話も。コロナ禍で働く人の価値観の変化が加速した話。「仕事探し」ではなく「暮らし×仕事」のデザインを求めている事。構造的な人材不足からくる業種や職種を越えた「越境転職」の割合が過去最高という話。個人に眠る才能を掘り起こすディグるキャリア。Yahoo社の全国どこでも居住OKの人事制度は、個々の能力をもっと引き出せるという理由からきている話。個の力をいかに最大化するか。個人に会社が選ばれる時代。どれも現場で兆しを感じている話。改めて自分の役割を考えさせられる、充実の弾丸東京でした。

  さて、弊社の話へ。
昨年ファイブセンスのVISION、ポリシーをまとめました。Fivesense Pride に沿って、事業パートナーさんと共にクライアントファーストで、コミュニティの絆を強くしていくこと。2022年も進めていきます。私個人は人材紹介のプレイヤーとして縁結びに引き続き力を注ぎたい。

コロナウイルス、AI、デジタル革命で、仕事の仕方・ルールの変化、様々な採用チャネルの登場などなど…外部環境が目まぐるしく変化し事業リスクは多々存在するけど、私一人がプレイヤーの弊社は、外部環境以上に「私自身のコンディション」が最も成果に影響しています。

会社組織のマネジャー、支社長時代は、描く戦略次第で大きく結果が変わったけど。この8年半のパフォーマンスを振り返れば、私が少し先を見通せて、心身ともに熱く、また穏やか気持ちで、しっかり走れているときは、難易度高い求人にもしっかり成果を出せている。自分自身の事に迷いが生じていたり、体の調子がイマイチのときには、心底では人の相談にのれていない。私の最大の事業リスクはやはり「心身の健康」だなと。

今は人材紹介業20年の経験値だけでは、到底成果に結びつけられない。私に寄せられる顧客、中小企業からの期待は、次世代を担うピンポイントな経営人材の紹介。先が見えない時代で少し先に活躍する人材を求められる。A4一枚の求人票には落とし込めない、経営者もまだ整理できていない言語化しにくい案件が主。時にはふわ~とした案件のまま、お会いしてから役割やポジションが決まっていくケースもある。ターゲットとなる方々は経験豊富なミドル層が中心で、そう簡単に動ける方々ではない。また一番お金がかかる世代。挑戦と年収との折り合いも難しい。

企業理解、個人理解は勿論のこと、さらに柔軟な発想や研ぎ澄ました着眼、フレッシュな着想がないと、複雑かつ膨大なデータベースから適した方々を見つける事ができないし、その方々との縁結びもナビゲートできない。オンラインの割合が増大してるので、さらに感度高い自分でいる事がとても大事に。少しでもオペレーティブになったり、やっつけ仕事になった途端、人間力で勝負している自分の存在価値を失ってしまう。

そんな中で誕生するご縁だから、自分の中では、全てが再現できない奇跡の御縁だと思っている。もう一回、同じやり方で同じ人を探して欲しいといわれたら無理だと思う。今回表彰いただいた事例の方も、試行錯誤しつづける中で、ある日山の中を黙々と走っていてひらめきが。帰宅後キーワードをチューニングしてスカウトして出会えた方でした。あの山の中でのひらめきがなければ・・・。

そんな人間技でいいのか・・・こんな本を読んでいると葛藤も。人間技を超えてくる技術の登場が、もうそこまで来ている。

『年始読んだ本。テクノロジーの“融合”によって、大変化は予想よりもっと早くやってくる。この先10年のビジネス・産業・ライフスタイルが書かれています』

それでも今少しだけ自信もついてきている。この求人はきっと自分にしかできないよな、って難しいほどワクワクする事がある。ある方に「職人やね」「人材業界の宮大工」って嬉しい言葉を頂いた。独自性が、独りよがりにならないよう、他者から評価されるものも目標においた。ビズリーチでのエージェントランクA評価以上を1年維持する事もなんとかクリアできた。採用成功した社長からのクライアント紹介が続いて、ありがたい繋がりの輪が広がってきている。小濱という人間を紹介したいと思ってくれる瞬間を思うと、心底嬉しさが湧きあがります。

あらゆる技術が加速する世界の中、技術の恩恵は受けつつも、自分のサービスは2022年も引き続き反対の方向、野生・人間力へ振り切っていきます。KPIは「心身の健康」。五感を研ぎ澄ませ野生を引き出し、メンタル・フィジカルを磨き、ワイルドフルネスで!なんだかトレイルへいく理由を自分で必死につくってるみたいですが(笑)このへんで、、、

2022年も何卒ファイブセンスをどうぞ宜しくお願いいたします。

『年末の取材@梅田阪急ビル。31階という高さも久しぶり』

※ 私が今回表彰いただいた事例は、新卒で入社した6人の酒屋さん→お酒の配達営業からスタートし、その後経営管理でご活躍した方のお話。独学で2桁になるほどの資格を取得、それを実践。100人の酒類商社への成長を経営企画室で支えた47歳専務取締役が、ポジションや役割を後進に託し、異業種企業でのゼロベースからの挑戦に初転職で踏み出すまでのご支援をさせていただきました。このような出会いが実現するのは、これまた大阪に事業成長に勝負をかける経営者がいるから。社長にとってもチャレンジングであり覚悟がいる採用。部署も存在しないDX人材の採用、ゆくゆく管理部統括を担っていただくような人材を登用する決断に至るまでの道のりを、相談段階からずっと伴走させていただいた思い入れの強い事例です。

リクルートさんに取材いただいた私の記事もよければご覧ください。
※記事は以下リンクご参照

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