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「めんどくさそうな奴」ケンカ最強説

暴力団と呼ばれる人々の商売道具は暴力性であって、暴力そのものではない。背景に見え隠れする暴力性で相手を支配し、その目的を遂げる。だけど、本当にボコッとやってしまってはそれでお終い、大事なシノギもおじゃんでブタ箱行き。

もっとも時々、本当にボコッとやるから暴力団は怖いのだ。昔は組織のために長期刑に服することになった組員の、残された家族の面倒を組織がみるといったこともあった。それは彼らにとって必要なコスト(経費?)でもあったのだろう。

ちなみに暴力団を肯定するものではないが、暴対法はおかしいと思う。暴力団は悪い奴らなのだから仕方ない、私たちには関係ないなんて思っていると、今に法律が拡大解釈されるようになる。

ヤクザに学ぶ交渉術なんて本もあるが、私は一般社会でのケンカ最強属性とは、腕っぷしが強い奴でも、単に頭がいい奴でもなく、「めんどくさそうな奴」ではないかと思う。

もめたらネットにこちらの実名ありで書き込まれそう、いつまでも粘着されそう、穏やかだけど頭がおかしそう等々。

こちらもめんどくさそうというのが肝で、本当にめんどくさいだけの奴なら誰にも相手にされないだろう。人は得体が知れないものをいちばん恐れるものである。

負けるが勝ち。争い事にはなるべくかかわりたくないものだが、近頃は弁護士余りで一昔前には訴訟になり得なかったようなことで訴えられるリスクがある世の中。心して過ごしたい。

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