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栄枯盛衰

 100円ショップに行った。

 いつも行っている場所ではなく、昔よく言っていたスーパーマーケットの2階にある場所に行ってみた。

 そこは、たくさんお客さんがいて、イートインスペースではラーメンやたこ焼きやソフトクリームをほおばる人々がいて、3階まであって、いつも駐車場が混んでいて、自転車やバイクがあふれんばかりのお店だった。

 行かなくなってから数十年ぶり。

 スーパーは会社が変わり、駐輪場も駐車場もまばらだった。1階の食品売り場はだだ広いのにもかかわらず、お客さんよりも店員の方が多く、商品が購入してほしいのを待ちわびているようだった。イートインスペースにも誰もいなく、保温ケースに半額のお好み焼きが並ぶばかり。

 洋服売り場だった2階はいつの間にか100円ショップとテナントが多数入り、おもちゃや家具が売っていた3階もテナントになっていた。

 それなりの理由はあると思うのですが、数十年前の雰囲気とは全くといっていいほど変わってしまった。

 それでも営業は成り立っている。そして私が足を運ぶ。商品を買う。

 栄枯盛衰。

 そんなことを考えた、夕方6時。