見出し画像

GRCを強化するIBM OpenPages with Watson

IBM OpenPages with Watsonは、データとAIを活用しあらゆるクラウド上で稼働するスケーラブルな統合ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)プラットフォームです。

リスクの特定、管理、モニター、レポートを支援するために設計された単一の環境が、サイロ化されていたリスク管理を「3つのライン・モデル」のすべてのラインで一元化することを可能にし、今日の変化するビジネス環境においてお客様の柔軟かつ迅速な対応をサポートします。これにより、チームを事後対応型の体制から事前対応型の体制に移行できます。また、ユースケースの成熟に伴ってスケーリングすることにより、数万人のユーザーにも対応できます。

以下のような包括的なデータ統合ツールおよび高度な分析とAIの機能により、リスク管理に高い俊敏性と柔軟性をもたらします。

A. 単一で分かりやすい環境

共通のリスク・ライブラリー

組織固有の構造に一致するように、エンティティー、プロセス、リスク、管理の階層のレベルを無制限に設定できます。その標準化されたライブラリーにより、文書、プロセス、リスク、管理が共有され、重複を排除できます。

単一のデータ・リポジトリー

ライブラリーの他、単一のデータ・モデル、GRCプロセスをサード・パーティーのコネクターと統合する包括的なREST APIによって、データ統合を実現します。リスクとコンプライアンスについての一貫性のある視点がもたらされ、人的なエラーとデータの不整合を回避できます。

組み込みのワークフローとその自動化

組み込みのGRCワークフロー機能を使用して、すぐに使用可能なユースケースをスケジュールに基づいて実行できます。
構成可能なワークフローがGRCプロセスを数分で自動化し、価値実現までの時間を短縮します。

タスク・フォーカス型ユーザー・インターフェース

トレーニング不要なUIが、ユーザーにとって複雑なプロセスとアクションを合理化します。 ユーザー・ガイダンスによってキー・フィールドが迅速かつ動的に作成されます。

B. 統合されたモニターと動的なレポート

全社的なリスクについての包括的な統合ビュー

ジャストインタイムの情報をユーザーに提供できます。それにより、ユーザーは日常業務において、よりリスクを意識した意思決定ができるようになります。

重要リスク指標(KPI)の自動設定

リスクと統制に関するパフォーマンス指標を作成してモニターします。リスクのしきい値を追跡し違反したときに自動通知します。また、計算エンジンにより、リスク関連アクティビティーの値を自動的に設定できます。 例えば、統制の裏に潜むリスクを計算し、重要リスク指標をマップできます。

動的なダッシュボードとレポート

動的なダッシュボードとディメンション・レポートにより、組織全体のリスク状態に関する洞察を得られ、生産性とリスク管理の向上に役立ちます。管理者とユーザーは、各自の役割に基づいて、ビューなどのオプションをカスタマイズできます。

C. データとAIを活用した付加価値

ローカル言語でのテキストの表示

Watson Language Translatorと統合することで、IBM OpenPagesから50を超える言語を検出し、翻訳できます。

AIによるセルフサービスの向上

Watson Assistantを使用して、一般的な質問にリアルタイムに回答します。ユーザー文書を構文解析し、FAQに対応することで、すべてのユーザーがGRCの情報を活用できるようにします。

リスクの分類とマッピング

Watson Natural Languageと統合することで、リスク分類をキュレート前のリストから選択して、ITインシデントやバーゼルのイベント・タイプの分類など、特定の統制にマッピングできます。

エンドツーエンドのデータ・ガバナンス

Watson Knowledge Catalogと統合して、メタデータの価値を最大限に引き出します。個人情報または機密情報を含むデータ資産とプロジェクトのリストを維持します。

AIモデルへの信頼の構築

Watson Studioと統合して、モデルのドリフト、モデルの公平性、説明可能性などの重要な指標を検討することで、モデルの相互依存性とパフォーマンスを分析します。

なお、IBM OpenPages with Watsonは、リスクとコンプライアンスに関する特定の課題に対応するために、単一の統合環境にある個々のドメインをターゲットとした10の製品モジュールから、必要な製品モジュールをお選びいただけます。詳しくは、IBMのWebサイトからご確認ください。

内容に関するお問い合わせは、お気軽に日本IBM小川浩一までどうぞ。
e28364@jp.ibm.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?