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AIは令和のインターネッツにシュルレアリズムの革命を起こすか

こんにちは、最近AIが何かと話題ですよね。
特にnovelAI,stable difusionなどで生成したアニメキャラクターのイラストを手描きと偽り投稿したり有名イラストレーターの作風を無断で学習させMODを無償配布するなどネガティブなニュースが多いです。
私のTwitterのタイムラインに流れるニュースはAIのネガティブなニュースばかりですし、youtubeでは炎上したAI絵師のニュースで再生数稼ぎをしています。
そして国も動き出し、AI生成の作品を法律的に規制しようとする傾向に流れています。
私は「こんな今だからこそ改めてAIで生成されたイラストの良さを見直そう」と考え筆を置きました。

AIは新たなシュルレアリズムの先導者となるか

こちらの作品を見ていただきたいです。

ツイ主は「バーでピアノを演奏する女の子」をAIに描いてもらおうとしたらなんと!テーブルがピアノになっているではありませんか!
これこそがシュルレアリズムです!
シュルレアリズムといえば多くの人がダリやキリコ、エルンストなどの作品を思い浮かべると思います。彼らの作品では実際にありもしない風景や変な形になったモチーフなどが特徴です。
そしてこちらの作品を見てみましょう。バーのテーブルがピアノの鍵盤になると言う事は現実ではありえないです。よってシュルレアリズムとなります。

AIが生成した作品では昨年、「爆乳機関車」も流行りましたね。

これも女の子の胸までの体と機関車が合体した正にシュルレアリズムといえる作品でしょう。

女の子がケーキに埋もれている作品もありましたね。

なぜAIはシュルレアリズムを生み出せるのか

AIでイラストや写真を生成するにはノイズを除去して行って画像を生成するという技法で作成されています。
そんなシンプル(いや、プログラミングは複雑だけど…)な手法だからこそ
人間が思いもしない見た事のない絵を生み出せると考えています。

今や日本、いや世界中で1日で数え切れないぐらいの作品が産み落とされています。それぐらい作品が生み出されている現代では殆どの表現手法が表現し尽くされてしまっていると思います。
なので受け手側は色々な作品を見慣れてしまい目が肥えている状態です。そして受け手側が作り手側に回った時見慣れた作品から作品を生み出してしまいどうしても表現が陳腐になりがちになります。

そんな中に世界中全てのイラスト・写真を学習させたAIが登場し創作界隈に大きな風穴を開けました。
そしてAIはイラスト・写真を学習しても影響しないと言う特性があります。
その特性(素直さ)こそが私達の見た事ない作品を生み出していると思います。
なので先程上げたような独創的な作品が生み出されるのです。

シュルレアリズムの手法の一つ、「デカルコマニー」は紙の片方に絵の具を付け二つ折りにし左右対称にする事によって独特の形を生み出し描き足して一つの作品にすると言う物です。
その事からシュルレアリズムは「偶然性」を生かした作品作りを行なっていると言えるでしょう。
なので、AIは作り手(入力者)はただ文字を打つだけそこから先はAIに全てを任せると言うのが偶然性を使って作品を作り出していると言えます。
この事からAI生成作品は令和の時代の新たなシュルレアリズムの先駆者となる!と考えられます。

最後に

最後に私が今一番ハマっているAI生成作品を紹介します。
それは「架空の企業・グループのCMをAIに作らせた」と言う物です。

インフルエンザで苦しむ夜の悪夢より酷い映像なのが好きです!
AIはこの路線を維持して悪夢みたいな動画を生成しまくって欲しいです。

※トップの画像は去年midjounyに描がいてもらった作品です。「android gangstar」と言うキーワードを入力しました。

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