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音楽はいつも音楽の外からやってくる

"音楽とは君自身の経験であり、君の思想であり、知恵なのだ。もし君が真の生活を送らなければ、君の楽器は何も真の響きを持たないだろう。"
- チャーリー・パーカー | ジャズサックス奏者
"相手の音楽を理解するっていうのは、その人間を理解するってことじゃないか。"
- マイルス・デイヴィス | ジャズトランペット奏者
"音楽は神が人類に与えたものであり、神の言葉を伝えるもの。"
"バッハは、彼なりの確信でとらえられた、厳然たる存在の神にたいして、音楽を通じて問いかけ、呼びかけ、懺悔し、帰依している"
- バロック時代の音楽の意味
"音楽はあらゆる知恵や哲学よりも高度な啓示である。"
- ベートーヴェン | 作曲家
"森や風を音にするのが音楽家だ"
- ドビュッシー | 作曲家 (がそんなことを言ってた気がする)
"君たち、漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。"
- 手塚治虫 | 漫画家
"アニメを見るな。アニメ以外のことに奮闘しろ。修身・道徳、格言を学べ。文芸、演劇、物語を見ないで映画、アニメが作れると思うな。"
- 富野由悠季 | アニメ監督

こういったものは全然わからない、と思った。

少し前までは。

音の響き自体のかっこよさしか聴こえてなかったし、それだけでいいと思ってた。

人と違う響きのかっこよさをどう出すのか、ということしか考えてなかった。

でも、それは難しい単語や響きがいい熟語を使っているだけで、中身がない文章を書いているようなもの。

わかってきたのは、ブログを書き始めてから。

他人に伝えたいことがあって、それを伝わるように書くっていう、伝達のツールとしての文章を書き始めてから。

想いが相手に伝わった瞬間を味わってから。

音楽も気持ちや風景を表現する言葉なんだって気づいた。

表面上のかっこよさには意味がないってことに気がついた。中身がないものは相手にも何も感じさせることはできない。

今、音楽を作るときには音楽の周りの物語や気持ちを最大限に深く想像するようにしている。

それを伝えるために、伝わる言葉で曲を書いている。

それが見せかけだけじゃない、本物の音楽になるヒントだと思う。


アドバイスできることがあるとすれば、音楽以外で他人に気持ちを伝える表現をやってみるといいんじゃないかな、ということ。

まずは身近な人に言葉を送る時、どういう言葉が嬉しいのかなって考える事からはじめたらいいと思う。

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