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児童養護施設でヘアカット~第6回~

 ども、イシちゃんです。今月は偶然にも2日続けての訪問カットとなりました。今日は、先日会食した理容室のオーナーさんが訪問しているひばりが丘学園さんです。

 慈愛園さんでは基本的に個室のようなスペースで、マンツーマンでカットさせて頂いているのですが、ひばりが丘学園さんでは施設のホールを利用して賑やかな雰囲気でやっています。

 数十年と通い続けているということもあり、オーナーのお店で使用していた鏡や椅子をリユースしているので、ちょっとしたサロンのような雰囲気に変わるんです。

 そんな雰囲気も後押ししてか、待ってる子とカットしている子達の会話もにぎやかです。時折、ケンカのようにも聞こえる掛け合いも、「ケンカするほど仲が良い」を地でいくようで、聴いててついつい笑ってしまいます。

 誰かが「ハゲるぞ!」と言えば、「お前もハゲさせてやる!」みたいな…(笑)

 そして、そんな掛け合いに「ケンカしないで、仲良くしなきゃ」ってスタッフさんが言っても、どこ吹く風で、スタッフさんイジリが始まったり…そんな掛け合いを聞いていると、ついつい僕も童心に返って一緒になってふざけてしまいたくなり、バリカンでミスしてハゲさせたかのようなそぶりを見せてイジったりしてしまいます(笑)

 2つの施設に通わせて頂いて感じるのは、どちらもとても温かな家族のような絆を築いてるんだろうなぁということです。

 前回ご紹介したゴーオンジャーの古原さんも記事の中で語っていましたが、古原さんが体験されたような「厳しい指導」は微塵も感じない、スタッフさんと子供達のまるで兄弟のような関係性も毎回感じるところです。

 その背景には今の時代性も関係しているんだろうなぁと思いつつも、子供達に「イジられる」関係性もまんざらではなさそうなスタッフさんの心からの優しさも会話の中から感じますね(笑)

 最近では「厳しさ」が認められない風潮もあります。それに対して疑問を投げかけるドラマも始まりましたが、こればかりは僕達も忍耐強くその経緯を見守っていくことしかできないんだろうなぁと思います。

 厳しすぎても、優しすぎてもダメ。ちょうど良いところを探っていく。そのバランスをとろうとしているのが今なんじゃないかなぁと思うんですよね。

 次回の訪問は3月ごろになる予定なので、少し間が空きますが楽しみしかありません。


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