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初めての・・・

ども、ゴブサタしてます。イシちゃんです。
書く時は書く、書かない時は書かない
この辺りが極端に激しいけれど、書く事が本業ではないし、無性に書きたくなる(伝えたくなる)衝動って、まぁ、普通に生きてりゃそうそうあるもんでもないかなぁと最近は思うとです。(⇦ってメッチャ言い訳ですが【笑】)

で、今日はそんな「書きたくなる衝動」に駆られる出来事があったので勢いで書いてます。

結論から言えば、

目の前のことにムダ・無意味は無い!
必ずどこかで繋がる
だから、腐らず続けろ!

ってことです。誤解の無いように書いておくと、これはブラックな環境でも逃げるなってことではありません。ブラックな環境に気づいたらさっさと見切りをつけて逃げた方が良いに決まってます。

もちろん、真っ向から立ち向かってブラックな環境を変えようとすることも素晴らしいことだと思います。

さて、本題
何があったかというと、23年前まだ僕が美容学生で美容室ではなく、カフェでバイトしていた頃のお話です。

当時は「元祖カリスマブーム」の名残りがまだ強い頃で、今で言う「派手髪」が最初に流行っていた頃です。全国的にも展開しているカフェでバイトしていたのですが、流行りに乗って僕も派手髪でした。(今にして思えば、23年前って今以上にヘアスタイルに大人達が口うるさかった時代なのにお堅め系カフェの店長はよく理解してくれてたなぁと感謝してます。)

なので、カフェの常連さん達からもその出で立ちから「あなた美容学生さん?」ってよく気づかれていました(笑)

その常連さんの中に、今回お話しするオバ様がいらしたんですけども…

なんと!

23年ぶりに再会!(しかも、お客さんとしてご来店)


「アンタ、店出したごたぁね?今から孫の髪ば切っちゃらんね!」

まるで昨日のバイトぶりくらいの勢いでのご連絡に思わずテンション爆上がりです。

とはいえ、23年経った今でもなぜ、僕がそのオバ様を覚えていたのかというと、僕が

初めて人の髪を切ってお金を頂いた人

だったからです。

ん!?23年前!?学生時代!?
髪切ってお金貰った!?

イシちゃんに「無免許疑惑」が出てきましたが、安心して下さい。
そこは、学生だったとはいえ、キチンとしました(笑)

当時も今回のようなノリで、「アンタ、カリスマの卵ね?やったらオバちゃんの髪で練習しなさいな」って

いやいやいや…そのカリスマの無免許問題でブームが鎮火されたばかりですやん(分かる人には分かると思いますが事実です…笑)

って最初は断っていたのですが、本音としてはビビりあがって「人の髪を切る」覚悟も勇気もまだまだ無かったんですよね

そんな内心を見透かされたのか、

「遅かれ早かれ切るっちゃけん、早いにこしたことは無か!男は度胸やろうもん!オバちゃんで思いっきり失敗しなさい!」

って押しに負けて後日切ることに…
とはいえ、「無免許」「場所」という問題があります。

なので、僕が当時「師匠」と慕っていた地元のお店のオーナーに事情を説明して相談したところ、「場所は貸すよ、無免許でも「実習」って形で俺が監督につくからそれでクリアできるはず」と学校の先生にも連絡してくれた上で、問題をクリアしてくださって快く引き受けてくれたのです。

で、カットしたわけですが、僕はそもそも「練習」のつもりでいたのに、そのオバちゃん、お代を払ってくれたんです。

「いやいや頂けないです」
「何ば言いよっとね!ちゃんと貰いなさい!」

って問答を繰り返してると、師匠に

「これは、ちゃんと頂きなさい。今は「頂いて申し訳ない」って気持ちがあるかもしれない。だけど、その「申し訳なさ」は【自信が無い】だけ。だったら、ちゃんと頂いてその悔しさ、申し訳なさを糧にしなさい。
何より、その人の気持ちなんだから受け取らない方が失礼だよ。」

と言われたので頂く事になったのです。それから卒業して就職して福岡を去るまでは定期的に「実習」という形で師匠のお店でカットをさせて頂きました。(師匠のお店に就職ではなく、なぜ福岡を出たのかって気になる人がいれば個別に話すんで、遠慮なくDMで聞いてください。)

で、そんなことがあった人だから23年経とうが忘れるはずもないってことです。

しかも、今度はお孫ちゃん♡

こういうことが生きてりゃ起こるんですよ
だけど、ただ漫然と生きてたってこんなことは起こらない

バイトとはいえカフェ店員だった時代の常連さんが、23年経って本業の美容師のお客さんとして再び連絡していただいて再会できた

たったこれだけのことなんですけど、カフェ店員の頃はカフェ店員として目の前の仕事に、目の前の人にただただ必死だった

目の前の事に必死だったことと、若さ故に周りが見えてなさ過ぎたけれども、ちゃんと見てた人はいる、いたってことです。

そして、それは【いつ】形となって返ってくるか分からない
分からないし、一生返ってこないことも当然ある

なんだけど、1人くらいには刺さってて、その1人にとっては忘れられない相手になってることもある

今って23年前とは劇的に違い過ぎていろんなことが可視化されてそれに呑み込まれそうになることも多いけど、必ず【今】はどこかで繋がってるんだってことを痛烈に実感しましたね

人間なんだから、腐りそうになることも、腐っちゃう時期も当然としてあるわけだけど、目の前のことに【ムダ・無意味】なんて無いんですよ

カフェで働いていた時の出逢いが、美容室で働いてる今に繋がった

ってインフルエンサーでも、カリスマ美容師でもない、しがない田舎の美容室のオーナーにも起こった事実なのだから、誰にだって起こりえることだと思うんですよね

だけど、その為には目の前のことに必死じゃないとダメだってことです
何がどんな形で芽吹くかなんて誰にも分からないけれど、必死な人の下にしか芽吹かないようにできてるんですよね

ということで、今回のお話はこれにておしまい
まぁ、僕の事だから次も風の吹くまま気の向くままになるんだろうけど(笑)

もし、あなたの周りで落ち込んだり、腐りそうになってる人がいたら、こんなとりとめのない素人記事ですが、「何かヒントになるかも」と思って頂けたらシェアして教えて差し上げてください

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