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査定上位を取り続けてわかった”デキる設計者”の「雑談術」


このノートが初めての方もいると思いますので、自己紹介させてください。
僕は31歳で設計8年目のエンジニアです。

26歳の時に中小企業で働いていたのですが、ステップアップのために大手に転職し、かれこれ5年間勤務しています。(今回は触れませんが、副業でブログアフィリエイトもやっています。)

私はこのタイトルにある“デキる設計者”だとは思っていませんが、おかげさまで査定はいつも高評価で、全体の3%しか与えられない最高評価をもらったこともあります。

良い査定をもらうこと=“デキる設計者”ではないとは思いますが、査定が高いことは設計者として求められる能力を適切に発揮できていると言い換えることはできます。

そんな、査定上位を取り続けてきた私が、業務を適切に評価されるため「雑談術」を紹介したいと思います。

雑談力とコミュニケーション力は全く別物

まず、雑談力と業務上のコミュニケーションは全く別物であると考えてください。

これを最も勘違いしているのは大学生です。

テンション高めで相手のノリに合わせることが、コミュニケーション力、いわゆる、「コミュ力」だと勘違いしている人はとても多いです。

この勘違いが社会人と学生のギャップを生み、社会人が大学生と会話してもつまらないと思ってしまう理由となります。

話が逸れましたが、簡潔に説明しましょう。


雑談力とは、会話の中で、自身の経験や知識、好き嫌いを共感・共有することを重視する力のことです。

コミュニケーション力とは、会話の中で、質問や確認を行い、理解し合うことを重視する力のことです。


これを理解していないと、そもそも今あなたに必要な力が「雑談力」なのか「コミュニケーション力」なのかわからないままとなり、いわゆる「コミュ力」が低いという勘違いした状態から抜け出すことができません。


雑談術を身につけることで得られる効果

雑談力は共感・共有することを重視する力であることを説明しました。

しかし、、、

正直に言うと、直接的には査定には影響しません。

設計者の方は、業務上でのコミュニケーション力は高度に求められますが、雑談力は必ずしも必要ではありません。

とは言っても、雑談力を高めることで、相手との共感や価値観の共有をすることは自己効力感が増すことができ、ポジティブに物事を捉えることができます。

そして、結果として、メンタルタフネス強化やスムーズなコミュニケーションにつながります。

そのために、このnoteで雑談術を学んでいただき、自己効力感を増して、”デキる”設計者になりましょう。

それでは、雑談術における5つの重要項目を紹介します。


会話には相づちや疑問ではなく、言葉を返す。

会話が苦手な方の多くは、「へぇ、そうなんですか」と相づちを打つだけであったり、まったく興味もないのに「~なんですか?」と疑問を投げかけて、次の会話では「なるほど」と相づちで終わる。

そんな経験はないでしょうか?

こんな会話を続けていると、つまらないと思われてしまいます。


よく、会話はキャッチボールだとよく言われます。

あなたが投げたボールを相手が取らず、キャッチしなかったり、投げ返さなかったりした場合に、あなたはどう思うでしょうか?


・・・こいつとキャッチボールするのやめよ。


そんな風に思いますよね。

会話も同じです。

ごく少数の喋り好きの方を除けば、一方的に会話をすることは物凄くつまらないと感じます。

受け取ったボールは、どんなに下手くそでも返してあげましょう。


共感は3倍増し・3倍速でする。

人は思っているよりも他人には興味はないので、興味を持ってくれる人に対して自然と好感を持ちます。

では、会話の相手は、あなたが会話に興味を持っているのかどうかを、どのように判断していると思いますか?


・・・発言?


いいえ、ちがいます。


あなたの声のトーンで判断しています。

人は興味のあることや好きなものに対して、自然とテンションが上がり、声のトーンが高くなります。

声のトーンを上げることが雑談力をあげる手法の一つとなります。

とはいえ、無理に興味のないことに共感していると、あなたの心に歪みが生じてしまい、疲れてしまいます。

ですので、まずはあなたが少しでも興味がある、共感できると思った内容については3倍速で声のトーン3倍で反応しましょう。

もっとたくさんの雑談術を紹介しても良いですが、それよりも重要なことを話しておきましょう。

悪口はあなたの会話のハードルを上げる。

それは、「悪口」です。

悪口はサラリーマンの酒のつまみであると言っても良いくらいに、居酒屋では聞きますが、これを当たり前だと思ってはいけません。

私もかつては上司の悪口を言っては、相手の共感を求めようとしていました。

しかし、悪口は一方的に押し付ける会話であり、基本的には共感されません(共感している場合は異常な状態)。

そして、共感できない悪口は、言葉のキャッチボールにはならず、相手に苦痛を与えるため、相手は話を聞く気が無くなってしまいます。

聞く耳を持ってもらえない状況では雑談は盛り上がらず、会話のハードルが上がってしまいます。

一方的な押し付けとなってしまう悪口はしない方が良いでしょう。

どうしても悪口を言いたい時は明るく具体的に発言する。

それでもフラストレーションが溜まってしまい悪口を言いたい時はあるでしょう。

そんな時は、明るく具体的に発言しましょう。

表情や声のトーンは、言葉の内容以上に相手の印象を操作します。

明るいトーンは相手が共感しやすい雰囲気を作り出します。

加えて、具体的に悪口を説明すると、状況への理解をし、共感することができます。

他人の悪口には共感ではなく理解を示す。

一方で、他人と会話した際に悪口を言う人に出会うことがあると思います。

ここで無理に共感するのは苦痛でしょう。

しかし、悪口を発言するときは、自分に理解を求めている状態です。

そんな時は、少し詳細を聞いてみるとよいでしょう。

どんな状況で、どのようなストレスがあり、そのくらいの期間続いているのか?

注意点としては、悪口に共感すると逆に相手の感情を逆なでしてしまうため、共感はしないようにしてください。

以上の5つの事項をしっかりと行っていけば、雑談力は向上していきます。

noteは以上で終了となりますが、疑問点や質問があればコメントを頂ければ回答させて頂きます。

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