見出し画像

プロフィール

理化学研究所 量子コンピュータ研究センター 高度研究支援専門職
博士(理学)・経営管理修士(MBA)
日本ソムリエ協会ワインエキスパート・SAKE Diploma

早稲田大学大学院理工学研究科物理学及応用物理学専攻博士後期課程修了。早稲田大学理工学総合研究センター助手、名古屋大学産学官連携推進本部特任講師、理化学研究所 実用化コーディネーター千葉大学 特任准教授などを経て、2022年10月より現職。
理研発ベンチャー株式会社Kokoroticsの取締役も務めております。
内閣府ImPACT(革新的研究開発推進プログラム)で研究開発プロジェクトマネジメントにも携わった経験や、産学の共同研究の組織体である技術研究組合の設立に携わった経験もございます。

大学院博士課程で、日米科学技術協力事業のひとつとして、米国シカゴ近郊にあるフェルミ国立加速器研究所に滞在し、国際協力実験に携わってきた経験があります。そのような基礎研究とともに、新しい技術を社会に役立てるテックベンチャーにも興味を持っていました。米国では大学や公的研究機関などで生み出された研究成果がベンチャーを介して産業界に移転されて、強い競争力を維持している状況を目の当たりにしました。日本はそこが欠けているため、科学技術力はあっても産業界の競争力は弱まっているように思います。技術移転の仕事が重要だと考え、帰国して産学連携や技術移転の業務に従事することにしました。

今まで、大学・研究機関において、産学連携・技術移転の実務的な業務に携わり、技術シーズの発掘から実用化・事業化までコーディネートする活動に従事してきました。オックスフォード大学の技術移転機関で、技術移転の方法を学び、ワシントンの特許事務所では、米国特許に関する研修を受け、海外での技術移転を学んできました。

大学が取る特許は多くの企業に使ってもらわなければ意味がありません。どのような技術が企業に使ってもらえるのか、それを見極める仕事をしています。大学の基礎研究から生まれる技術は今までにないまったく新しいものなので、社会でどのように使われるのか、どこにニーズがあるのか分からないことが多いのため、なかなかに難しい仕事です。

単にライセンスを行うだけでなく、研究開発プログラムを立ち上げ、プログラムのマネジメントを行いながら実用化まで推進しているのが自身の特徴であると考えます。内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)において、プログラム・マネージャー補佐として、研究開発マネジメントに従事した経験もあり、大型の国家プロジェクトにも関わってきました。

理研発ベンチャーの株式会社Kokoroticsについては、自身でビジネスプランの作成を行い、ピッチコンテストへの参加をしたうえで、設立までに至っており、現在も、取締役として経営に携わっています。

noteでは、科学・工学・テクノロジー・数学・イノベーション・哲学・教養に関することについて書いていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?