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「どうなるかわからない」「なるようにしかならない」がもつれあった季節が終わりに近づく | 金曜日のひとりごと

この春からマーケティングの勉強を始めた。
オンラインで受講していて、基本は自分の時間で学習を進められるのだが、週に1度は必ずオンラインの対面指導が1時間ある。

そこでは何かしら発言・発表の機会もあるので、適度な緊張感とモチベーションを保ちながら勉強が続けられている。まだ1ヶ月が終わったばかりだけど。順調にいけば、これがあと5ヶ月続く。

勉強しようと行動したきっかけ

マーケティングの勉強をしようと思ったのは、ここ1、2年の間に仕事をする中で「自分にこの知識があればもっといい改善に繋げられたんじゃないか」と思う場面が何度もあったから。単純に言えば知識と力不足。

今の自分には、その役割が求められていないという部分もあると思う。

ただ、立場的に求められていないとしても、自分が納得して自信を持って仕事をしたいなという思いが強くなったので勉強できる手段を探した。

オンラインで受講することを選んだのは、仕事をしながらでも学べるのが一つ。あとは本を読んだり、事例を調べたりするだけでは実践の機会がなく、あくまで"情報収集"しかできていない感覚があったためだった。

わたしはやっぱり自分で経験して「そういうことか」「こうすればいいのか」と実感できたことが初めて"知識"になると思っているので、練習だとしても経験する場所が欲しかったのだ。

それから、なんとなく今は感覚でやっていることの答え合わせもできるんじゃないかなという思いもあった。

これはたまたまだったのだけど、2022年10月に法律が変わって、非正規で働く人の社会保険加入要件が緩和されたタイミングで、もろもろの事情からわたしは週20時間未満で働くスタイルに変更していた。

その後、友人から「ハローワークの訓練でマーケティングをeラーニングでも勉強できるらしい」と聞いて「活用できるものは活用してみよう」と申し込みすることにした。

「やる気」と「不安」が五分五分

eラーニングで受講するには条件がいくつかあり、手続きのために何度もハローワークに足を運ばなければいけなかったり、定員を上回る申し込みがあるため選考を受けたりして、準備段階から勉強するための覚悟を試されている気分だった。

意気込んではいたものの、申し込みページを見て「本当に自分にできるだろうか」と何度も悩んだ。

たとえば、受講が始まれば1ヶ月ごとに合計80時間以上は学習しなければならない。働いている時間と同じかそれ以上、時間を確保できるのか…?土日とか平日も朝夕数時間でもできればいける…?とカレンダーで1週間のスケジュールを作ってイメージしてみた。

それから、週に1回はテストがあり3週連続で正答率が8割を下回れば受講は終了などという記載もあった。テストなんてもう久しく受けていない。「80点って結構いい点数だよね…?」と震えた。

資料を眺めて、もろもろの不安が頭の中をよぎる日々だったが「なるようにしかならない」の結論に至った。

結局はすべてこれに尽きる。選考で落ちたらそれもそれ。必要な学習時間が満たせなかったらそれもそれ。テストで失敗したらどんまい…。

とりあえずできることがあるなら、それからやってみよう。と「えいやー」でハローワークに駆け込んで今に至る。

講座の内容については、異業種から転職を目指す人もいるため、かなり基礎からスタートしたものの、それを終えたら一気に本格的な内容に突入した。

同じ日に学習をスタートした方たちは、年齢やこれまでの経験もさまざま。毎週、対面指導が同じ時間帯になった人たちの発表を聞いては「その方法があったか」「視点が新鮮」と刺激を受けている。

自分の発表に対しても、受講者の方から感想をもらったり講師からその場でフィードバックをもらえる。大学時代のゼミの時間を思い出してちょっと懐かしい。自分の場合は勉強するのにはこういった環境があっているのかもしれないなと感じている。

Web界隈で仕事をして5年になるが、マーケティングを専門にしたことはない。それに「マーケティング」と一言でくくってしまっているが、実際の業務はかなり細分化される。

無事に残りの5ヶ月間学ぶことができれば、かなり幅広くその分野に触れられるので、自分に合っているのか、これまでの経験をいかせる領域がどこなのかなどもわかってくるだろうとワクワクしている。

実際、「これも勉強できるのね」って連続でめっちゃたのしい。

行動してみたことで、「どうなるかわからない」「なるようにしかならない」がもつれあった季節が終わりに近づいているのを感じる。

勉強して得たものをどうするか

今の仕事でいかせるものについては、機会があれば実践してみたいなと思っている。それからここ5年くらい、わたしにはひとつ目標があるのでその実現に近づくことができたらいいなと。

これはずっと言っていることで、去年はその好機を掴みかけたのに掴みきれなくて悔しい思いをした。今年は学びを自信に変えて自分から雪辱戦を仕掛けたい。

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