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ラストシーン撮り直すよ


20190515
100あるうちの100心動かされないと行動出来ない人っていて、60あれば行動出来る人もいて、最近思うことは、私は心動かされるものが1あれば行動出来る人間なんじゃないか。

私なんかはいつも大した理由なんて持ち合わせていなくて自分の感覚に従って事を済ませてしまう、各々の生き方なんだから正も誤も無いんだけど。


例えば
玄関先で靴の並べ方が礼儀正しかっただとか、カレーライスや目玉焼きをお皿を汚さず綺麗に食べられるだとか、お味噌汁の器の持ち方、トイレは座ってするだとか、よく分からんその辺の高齢者にこちらから挨拶をするだとか、その人の育ちが見えた時に心動かされることが多い。だからと言って、それが無い人は駄目だとかそういう話ではなくて、無いことに何も思わないけれどもそういう美しさが見えた時に猛烈に恋に落ちる。ということ。というか、愛だ。これは。



朝起きたら
開けたばかりのハイライトがテーブルの上で浸水していた。

それでも何とかあまり濡れていないものを救い出したけれどやはり多少は湿っていて、部屋から一人抜け出した朝方、火を着けてみたら煙なんて吸えなかったよ。ハイライトってもともとラム酒のような香りがするのだけれど、それとは少しまた違う、何の匂いだこれは。

ああそうか、島焼酎だ


私、これから運転あるんだけどなあなんてぼんやりと考えながらなんとなくすぐそこまで来ている朝を待ってラジオから流れる1991年のヒットナンバーを聴きながら目玉焼きと納豆、明日葉を食べた。生まれた時には既に存在していたヒットナンバー、サビは歌えるけれど歌詞なんて向き合ったことなかったよ。よく分からん田舎道の先にあるスーパーで新しいハイライトを買った。



草々


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