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PREPばかりがフレームワークではない

何だか独り歩きしているPREP

今日は、以下の記事を拝読。

これをきっかけに、以前から気になっていたことをちょっと書いてみたいと思います。

どうもライティングスクールなどでもPREPばかり教えているところがあるようで、それ以外のフレームワークを知らない人たちが結構いるようなんですよね。

これはもったいない話。あとたまにクラウドソーシングサイトのクライアントさんにも「PREPに従って」とか書いている例があって、私などは何とも窮屈な仕事ぶりだなと思ってしまうんですねえ。

むしろSDSじゃないか?

実際のところ、短いブログやnoteの記事だと、PREPのような4部構成よりもSDSのような3部構成の方が相応しいケースの方が一般的じゃないかとさえ思いますよ。

たとえば、最近一部界隈で話題の小型PC。これを紹介したいとしますな。

PREPで書くとすれば、

  • 【P:Point】PCを新調するなら、縦横20㎝以内、高さ10㎝以内の小さな筐体を採用した「ミニPC」も良い選択肢です。

  • 【R:Reason】一般的な事務処理やウェブブラウジングには十分な性能があります。安価に買え、場所を取らないのは魅力と言えます。

  • 【E:Example】例えばNipogiのN95搭載モデルは2万円程度で購入でき、ユーザーからの評価も上々です。

  • 【P:Point】アマゾンで「ミニPC」を検索すると2000件を超える製品がヒットします。検証対象に加える価値はあると思います。

まあ、ざっくりこんな感じの骨格を作って、もう少し膨らませる感じ?
でも、この方向で1,000字程度の記事を仕立てるくらいの規模感だとして、「R」とか頑張る必要あるだろうか? もう、Eと一緒にして「安くていいのがいっぱいあるよ」と簡単に説明すれば十分じゃなかろうか?

そう考えるとすると、結局PREPというよりはSDSに近い形になるんですよね。

そのPREP本当に必要ですか?

フォーマット・テンプレ・フレームワークに頼るのは大いに結構です。私もその威力は知っているし、特にビジネスとなればむしろフレームワークを使わない状況は考えられないと言えます。

しかしですね、

文章はもっと自由であるべきだ。

とも思うわけですね。少なくともフレームワークの良し悪しを吟味して選択する自由ぐらいはあるべきだ。
そう思いませんか?

追記

この記事を脱稿した翌日見つけたのが以下の記事。私が本記事執筆時点において感じていたモヤモヤを完璧に言語化されている感があります。



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