長野旅行記(5)御頭御社宮司総社/神長官守矢史料館
諏訪というと諏訪大社がメジャーだけど、そのそばにある神長官守矢史料館はすごい。
神長官というのは、かつて現人神だった守矢家の私邸なんだけど、その周辺全てがすごい。
まず、裏手には古墳がある。
大きな木の下にある古墳の下は光がすごい。
古墳石室内部も見られる。
次は「みさく神」を祀る御頭御社宮司総社。御社宮司と書いてミシャグジと読むらしく、みさく神(みさくじ)のことらしい。謎の神とされ、諏訪にタケミナカタが来る前の土着の信仰といわれている。正体は、蛇とも石とも自然物とも諸説あり、調べてもなんだか分からない。
ただ、ここが自分的にはもっとも見たかったところだった。この囲いの中には小さな社を併せて4つがあり、その一つのそばの台座に栗がいくつも重ねて置かれていた。何か意味があるのだろうか。
調べて見ると、栗、クリとは石の古語から来たという説がある。とすると、石を積まれているということなので、石神なのだろうか。
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裏手には代々大祝を勤めた諏訪家の墓所もある。石のお墓で雰囲気があるが、守谷家と諏訪家でお隣さんなのだろうか。
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生け垣に囲まれた場所をみつけた。これは何も記載がなかったけれども、調べたところ屋敷神らしい。
人も少なくひっそりとしていたけれども、史料館にある御頭祭で使われた鹿や兎の剥製と併せて見ると、とても見応えがある。
史料館で200円の冊子を読んで、現当主の記事に歴史の重たさを感じた。時間をかけて精読したい。
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