【桜始開(さくらはじめてひらく)】

七十二候第十一候


桜前線が北上し、各地で今か今かと待ち焦がれたときがきました。
桜の蕾が膨らみ始め色づき、花が開いてくる割合から、散る様子まで追いかけるように愉しみ、人々の意識が集まり不思議な高揚感が列島を覆います。

「花時(はなどき)」という言葉がありますが、これは桜の花が美しく咲いている時期のことです。
桜が咲く前から散るまでの間、その時々に気を揉み、悦び、さまざまな思い出を刻む私たちには、「桜時間」というものがあって、桜に刻まれた思い出を桜を見るたびに、よみがえらせているのかもしれません。

お花見の由来はいろいろありますが、
桜の開花は山から降りてくる神様が宿ったしるしで、お花見はお祓いの意味あると考えられていました。

桜の満開は美しさに圧倒されるような迫力すら覚えることがあります。
古の人々の神が宿るという気持ちがわかるような気がします^ ^

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