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宇宙飛行士たちのエイプリルフール

4月1日はいわゆる「エイプリルフール」です。由来は厳密には分からないそうですが、下記によると国王が決めた暦への反発からだそうです。

いずれにせよ、国際的に知られた「嘘をついてもよい(?)」日ですが、感覚的には以前より騒がれなくなった気がします。

とくに宇宙探査なんてお堅いミッションではそんな嘘は厳禁、と思うかもしれませんがさにあらず・・・というのが今回の話です。

宇宙空間でのエイプリルフールにまつわる記事を見つけました。

上記記事をもとに、関連話も添えて紹介します。もし英語が気にならない方はぜひ記事を楽しんでみてください。(画像だけでもつたわるかも)

2010年の4月1日。NASA・JAXA(野口聡一飛行士)・ロシア宇宙機関の3名は、ISS滞在中にこんな写真を撮って送ります。

出所:上記記事内の図

宇宙服なしでISSから宇宙空間に出てあたかも散歩を楽しんでるようにみえる風景です。
これは、わざわざエイプリルフールに合わせて写真を加工したようです。
個人的には、日焼け止めとサングラス(太陽等から目を守るため)をしてるよ、あえて論点をずらしたコメントを添えたところがツボでした☺

次に、2013年の4月1日です。

カナダの宇宙飛行士から、自身のTiwitterで何か軌道上に破片(デブリ)を発見した、と投稿します。ちょっとピリっとします。

そしてテキストで実況中継を続け、
「近づいたら写真を撮ろうと思うが、どうもISSより早く動いている・・・」
「とても巨大だが、つかめるかもしれない・・・」

と、未知との遭遇を臭いを醸しだて世の中をざわつかせます。


そしてつぎに投稿したのが・・・

出所:上記記事内の図

という「オチ」でした。

実はこの時に添えたコメントも請っており、

「マスコミに警告してください」
※Sloof Lirpaと書き、逆から読むと April Fools☺

いやぁ、これは相当前から計画していたでしょうね。見事の一言です。


最後に、エイプリルフールではないですが、2016年でのいたずらを紹介しておきます。こちらの写真をご覧ください。上記と違ってなんと合成ではありません。

出所:上記記事内の図(クリックで動画へ)

このいたずら(言わずもがなゴリラの着ぐるみ)を行ったのはNASAの宇宙飛行士スコット・ケリーで、同乗者を迫真の演技で追いかけまわします。(上記クリック先動画で見れます)

どうも背景を聞くと黒幕がいたようです。

彼の双子で同じく宇宙飛行士のマーク・ケリーが、誕生日にISS宛てにこの衣装をサプライズで配達したそうです。

いやぁ「リアル宇宙兄弟」は漫画よりもワンパクですね。すごい!

つい最近JAXAの宇宙飛行士が14年ぶりに決まりました。記者会見では堅いシーンが多かったですが、こんなユーモアの一面もあるとても(いい意味で)人間臭い方も多そうですね。

次回のエイプリルフールを楽しみにしています。

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