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史上初の火星生中継

欧州の宇宙機関ESAが、なんと火星からの生中継を行いました。
公式サイトを紹介しておきます。

これは丁度20年前に開始したMars Expressというプロジェクトによるものです。
ESAとして初の火星惑星探査です。

ただ、無粋なツッコミを入れると、生中継ですが、リアルタイム中継ではありません。
どういうことかと言えば、単純に火星とは通信に時間がかかるからです。
その差、約 18 分。こまかくは、光が火星から地球まで伝わるのに 17 分、地上の配線とサーバーを通過するのに約 1 分かかります。

本来Mars Expressは、周回だけでなく探査機を火星面に到着させる予定でした。

その名をビーグル2と名づけました。言わずもがな、ダーウィンが世界一周で乗った船名からです。新しい生態系的なモノを見つける意気込みを感じますね☺️

残念ながら、太陽発電パネルが一部展開できずに
到着後通信ができずに断念しました。
今でもその残骸は火星上に置いてあります。

もしかしたら将来他の探査車で修復作業が可能なタイプが出てくると復活するかもしれません。

今回中継を担った機体は昨年ソフトウェアバージョンアップに成功し、火星の地下構造解析で新たな発見もはたしています。

20周年の次が期待されますが、臨場感があったので、ぜひ今後も生中継は行って欲しいです。


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