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地上も宇宙も”X”が焦点に!?

twitterという法人が消滅し、イーロン・マスク所有のX社に吸収されました。

twitter自身はブランドとして存続しますが、その収益モデルは大きく変わりそうです。
これ以上はビジネスっぽくなるので最低限に絞りますが、類似で言えば、GoogleがAlphabetという持ち株会社を作って多様な事業ポートフォリオを運営してるようなことを進めているように見受けられます。

twitterというサービスは、テキストだけでなく価値を媒介する役割(例えば暗号資産)として汎用的な媒介になるのだろうと予測してます。

そしてもう1つ、宇宙でも”X”が話題です。

ようは、
X線観測で宇宙形成の有力モデルを検証しようとしている、
ということです。

このモデルは、「ラムダ コールド ダーク マター (ΛCDM) モデル」と呼ばれる宇宙の進化と構造のモデルに準拠しています。

大まかに言えば、下記の仮説を元にして作られたモデルです。

何となくこの表現はよく聞いたことがある話だと思います。ある意味無難なモデルです。

出所:Wiki「ラムダ CDM モデル」

Λ(ラムダ)は宇宙全体に働く斥力で、数学的にはアインシュタインが一般相対性理論に導入した「宇宙定数」とも呼ばれます。

気になるのは、「コールドダークマター」という用語だと思います

ダークマターは暗黒物質とも呼ばれ宇宙エネルギーの27%を占めると計算されてはいますが、未だにその正体は分からず諸説ありです。

ここでの「コールド」とは、物理学的に言えば「光速度よりも遅い」ことを指します。

反意語の「ホット」もあり、ニュートリノなども一時期候補だったのですが、その総量予測から今は候補からは外れているようです。(ここは過去の歴史であったように測量方法で変わる可能性もあります)

コールドダークマターの有力候補としては、アクシオンWIMP(弱い相互作用をする素粒子)・原始ブラックホールなどが挙げられています。

で、今回のX線観測は始まったばかりで今後その正しさを検証しようとしています。

それと別のアプローチで、従来の宇宙モデルに変更を要するニュースも最近流れました。

ようは、
宇宙の進化・構造を定義するパラメータが従来のモデルより乖離している可能性が高い、
という話です。

これは日本のカブリ研究所をはじめとする連合団による発表でハワイにあるスバル望遠鏡(主に光とその周辺波長域)観測によるものです。

以前にも触れた重力レンズ効果を使った探索です。

過去に宇宙望遠鏡(プランク衛星)の測定結果とだいぶ乖離しており、それが誤差である確率が5%以下ということで今回の発表に至りました。

この値は、まさに(ΛCDM) モデルの拠り所にもなっているため、今後ダークマター探索含めて、宇宙研究に衝撃波が押し寄せるかもしれません。

この辺りは、もう少し深堀して宇宙でなく「脳内の晴れ上がり」を目指したいと思います。

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