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巣立ち

一足早く巣立った長女に続き、長男が4月からの新生活に向けて高知県に引っ越していきました。最後の日に長女の提案で即席の集合写真。

妻が旅立った時、それぞれ高3、高1、中1の夏休みでした。思春期真っただ中で、不安だったでしょう。

親ガチャ完全外れの家庭に生まれてしまった三人でしたが、マイナスとマイナスでプラスに転じたのか、出来の良い子供たち。

思い返せば、長男は小さい時、神戸の子供病院で手術を経験しています。その時は本当に代わってやりたいと思ったし、妻と話していたのは、何より元気で、病気やけがをせずに育って欲しいそれだけでした。長男の入院中、長女は、僕とカレーばかり食べていました。次女は妻のお腹の中。

何の問題もなく、立派な会社に就職した二人。今までよく頑張りました。もう十分頑張ったので、あとの人生は、自分のやりたいことを後悔することの無いように目一杯楽しんでください。

そして、この頼りない父親を託された次女。あと一年、高校卒業までは我慢です。二人が次女に残した言葉「お金の心配はしないで、行きたい大学に行ったらいい。安心して」と。
僕が一番安心しました。次女はいつも上二人に付いて回っていて頼りなく心配でした。それが今では誰より逞しく文武両道、文句のつけようのない成績で、学びたいことも明確で、お金の問題で、大学に行けなかったらどうしようと不安でした。
心のどこかでは、長男も自分で奨学金を見つけたり、アルバイトをしながらお金を工面し、自分の力で卒業しましたので、何とかなるかもとの期待はしていましたがやはり不安でした。

こんな素敵な子供たち。三人とも塾に通わすお金もなく、公立の学校のみですが、良い先生に巡り合えたのは最高の幸せです。親ガチャが外れだった分、先生ガチャは当たりでした。そして三人が唯一縁あって通わせていただいたそろばんの先生。本当に公私共に支えていただきました。

多くの方たちの支えがあって、人生が前に進んでいきます。この先もまだまだ続きます。とりあえず一区切り。

本当にすべてに感謝です。ありがとうございます!


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