自分と向かいあう日 #20170825

憧れのレコーディングレッスン

「♪アアア♪」「ヒッヒッ」「ニャンニャン」
方南町のとあるカラオケ屋さん。
歌いもせず、奇声を発している元気な変質者はモチロン、私だ。
こんな生物の隣の部屋になったお客さんはドン引きするだろなー笑

あと一時間で、人生初のレコーディングレッスン。しかも、オリジナルの作曲をしてくれた有名な先生が指導してくれる。どきどき。

レコーディングレッスンというのは、文字の如く歌声をレコーディング(記録)する授業。
たまに『ミュージシャンのレコーディング風景』とかって、ブースでヘッドフォン付けて、マイクに歌ってる、そう、アレ。(小っちゃいとこなのでブースはないけど)

ずっと、ずっと、ずっと楽しみにしてたけど、仕事の都合で参加できず、今日が初参戦。

ワクワクとドキドキが止まらない。
緊張して、柔軟して、発声して、緊張して。。

。。を、飽きもせずずっとループしてる。

「よし、行くか☆」
心を決めて、レッスン場へ。

「お。今日は3人。じゃあ、たくさん順番が回って来ていいですねー」
先生が穏やかに笑う。連続2コマのウチ、前半は男性2人と私だけ。人数少ないのも、それはそれで目立ってキンチョー。。まぁ、どんな状況でも自分で辟易する程、毎度緊張するんだけど。

まずは、
・ヘッドフォンからコードが出てる方が左。
・マイクスタンドは左に回せば高さ調整可能。
・マイクと口は拳一個分あける。
といった、機材の簡単な説明を受けて、一番手の人の所作を拝見。

。。。うっわ。きっつ。

歌ってる当人には、メロディが聞こえるけど、ヘッドフォン付けてない傍観者にとっては、ただのア・カペラ。

不自然に気を抜いて終わった箇所も、外した音も、リズムも。。

リアルガチ(笑)が、
ダイレクトに、くる。

それを1人の世界に浸って、大きな声で歌う。。

普段、伴奏って装飾に如何に甘えてるか、痛感。。

キンチョーに耐えきれず、廊下で自主練。ストレッチしてたら、もう1人も出て来て、「緊急しますね」って。
『皆んなすごく堂々と見えるけど、内心は同じなんだ』って思ったら、少しほっこりした。

「アァァー♪」

。。って、君、かなり声でかいね。。
隣、学習塾なんだけれども。。。ドアの向こうで、ちびっ子達、めっちゃ机にかじりついているけれども。。。
落ち着こうと廊下に出たら、逆に違うドキドキが加算されるという大誤算w

しばらく経っても、心臓は、大興奮のママ。
「じゃあ次の人〜〜」
順番はいつかは回ってくる。

ヘッドフォンは、線がある方が、、、左、、だっけ?
あ、その前に手に持ってる歌詞を譜面台に立てなきゃ、手が塞がってるし。。

パニ〜〜ック(о´∀`о)☆

「若く見えるね、歳見て間違いかと思ったよ」
リラックスさせようと先生が優しく話しかけてくれる。
。。ケド、質問に答えるっていうノルマが1つ増えて更に私はテンパるw

一度に1つの事しかできましぇ〜〜ん涙

なんとか、大汗かきながらセッティング完了。先が思いやられるわぁ。。

「じゃあ、1番、いってみよ〜」

ヘッドフォンから流れる音楽。
視線は白い壁と、譜面台の歌詞をうろちょろして、定まらない。(ホントは、暗記してるのに)
ジワジワと顔に向かって血流が遡ってくる気配。声を張り上げる。ノドが締まる。

「緊張してる?声が全体的に震えてるよ」
「はい。とても。。。」

ヘッドフォンでダイレクトに私の声を聞いている先生には、降参するしかない。

「。。一回聞いてみようか」

違うんです。普段、こんな声じゃないんです。

どう心のなかで叫んでみてもレコーディングされた、この結果が全て。声は震えて、滑舌悪く、イガイガしたトーンなのですよ、私は。

現実は、いつでも淡々と事実を映す。

。。結局。
4時間のレッスンで、私は5回も先生に聞いて頂くチャンスがあったのに、それでも、一度も、納得いく自分が出せなかった。

凹む、なぁ。

歌が上手く聞こえる三大要素

●ピッチ(音程)
●リズム
●ロングトーン

全部、ダメだってさ(涙)。
でも、歌い方は個性的でイイって。
あと、「フレーズによって雰囲気変えてるのは、ワザと?」ギラリとメガネの奥が光り、「気持ちを込めて歌うと、そうなってしまって。。」モジモジしながら答えたら、

「意図があってやるのは、いい。何も考えずに定まらないのはダメ。その場合は止める。君はちゃんと考えてるなら、それでいい。」

血の気が引いた後の安堵で、汗が吹き出るのが分かる。自分の熱気で息苦しい。

歌詞も、褒められた。「歌詞、見せて。コレはどういう意味?」みたいなのを何箇所か聞かれて、

「面白いね!参考になる。この☆マークのとこなんか、特に。次回も歌詞、持ってきて」

ホッ。。。

大サービスで、

『練習せずして、歌が上手くなる方法』

とやらも、教えてもらった。

●(絶対音感はなくていいから)「ド」と「歌い出しの最初の音」だけは覚えること。

「ラ・ラ・ラ」

年代やら、方程式ならイメージつくけど、音を覚えるって難しいな。。

DLしたピアノアプリで、発声した後に『ラ』を叩くと、大抵音がズレている。

。。。クサっ。。。

人気NO.1の制汗剤をせせら笑って、体臭がエライことになっている。
『どんだけ汗かいたんだ。。』

いつか、こんな今日も『懐かしいわ』って微笑ましく思える程、成長した自分に出会えますように。

「ラ・ラ。。ラ?」

#音楽 #レコーディング #レッスン #歌が上手くなる方法

あたしはココに、いるよ! 気づいてくれて、ありがと~(*´ω`*)ノシ えーる、届けー。えーる、おくれー(←頂戴の意味)。